ケルベロス・ウォー①~魔弓包囲
●市街戦包囲戦
カタカタ、と骨が鳴る。
市街地の空中を飛翔するのは、骸骨の如きデウスエクス『竜牙兵』の軍勢だ。
そこに飛来するのは、紫紺の魔力の矢。
放ったのは、ビルの屋上に佇む一般人――いや、妖精種族である『セントール』だった。
「各員、飛翔するデウスエクスを牽制せよ! 市街地北東の公園へ追い詰める!」
ビルの間を征く、半人半馬のセントール部隊は、空へ逃げようとするデウスエクスの群れへと、魔弓の一矢を以て阻止していた。
「……追い詰めることはできそうだが、私たちだけでは力不足のようだな」
渋面を浮かべるのは、セントールたちを率いている隊長だろう。
男勝りな女セントールが、市街地を揺蕩う竜牙兵のデウスエクスたちを悔しそうに見つめていた。
●広範囲攻撃で殲滅せよ
「みんなお疲れ様、次の戦場について説明するね」
集まった猟兵に、アイン・セラフィナイト(全智の蒐集者・f15171)は戦場の状況を説明する。
「高速で襲来するデウスエクスの軍勢を迎え撃つ為、半人半馬の妖精種族「セントール」がデウスエクスを抑え込んでるよ。彼らセントールに合流することができれば、敵軍を一箇所へ追い詰めて、僕たち猟兵の範囲攻撃でデウスエクスを一気に殲滅できそうなんだ」
ただし、とアインは付け足す。
「デウスエクス『竜牙魚兵』は、天空をも泳ぐことができるデウスエクスなんだ。包囲網はある程度完成し始めているようだけど、このままだと空へと逃げられる隙ができてしまうかも」
そこで、セントールの協力、というわけだ。
「セントールが持っている魔法の弓矢は、デウスエクスを追跡する矢なんだ。矢から敵デウスエクスが嫌う高周波パルスを放出して、目的の場所へ誘導させてるみたい。僕たちは、セントールの弓矢の隙を伺って飛翔して逃げようとするデウスエクスを阻止すること、そしてなにより、集ったデウスエクスを圧倒的な範囲攻撃で殲滅すること。セントールたちの努力を無駄にできないからね!」
転移先は、広大な土地が広がる市街地公園内。
一般人は皆無のため、思う存分力を振るうことができそうだ。
「みんな、セントールと一緒に勝利を掴み取ろう!」
夕陽
OPをご覧頂きましてありがとうございます。
以下、プレイングボーナスとなります。
プレイングボーナス……セントールと連携し、まとまった敵群に範囲攻撃を叩き込む。
セントールの魔法の弓矢の攻撃によって、飛翔するデウスエクス『竜牙魚兵』の逃走を阻止していますが、猟兵たちもまた、セントールの攻撃の隙を狙って包囲からの逃走を図るデウスエクスを牽制する必要があるかもしれません。(もちろん、セントールへ指示を出すのもOKです)
範囲攻撃はお好きにどうぞ。
以上、プレイングお待ちしております!
第1章 集団戦
『竜牙魚兵』
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POW : 死を齎す牙
【噛みつき】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【生命反応】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
SPD : 死を齎す火
【口】から、物質を透過し敵に【ダメージ回復不能】の状態異常を与える【青い火の玉】を放つ。
WIZ : 死を齎す骸
【身体をすり抜ける青い炎をまとった髑髏】が命中した敵を一定確率で即死させる。即死率は、負傷や射程等で自身が不利な状況にある程上昇する。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ハル・エーヴィヒカイト
「逃がさなければいいのだろう?」
UCを発動。
[結界術]によって刃を内包した領域を展開し、展開された無数の刃による絶え間ない斬撃によって戦場を制圧封鎖する。
逃れる隙はない。
[集団戦術]によってセントールたちと連携することでより効率よく隙間を埋めて、制圧効果を高めよう。
セントールたちの準備が整ったらタイミングを合わせ、[念動力]によって領域内に展開した刀剣群による[乱れ撃ち]
矢と剣の雨による[範囲攻撃]で敵集団を駆逐しよう。
敵の噛み付き攻撃は[心眼]で[見切り]、念動力で操作した刀剣を噛み付かせることで[受け流し]て直撃を避けよう。
竜牙兵のデウスエクスが宙を舞う中、セントールの女隊長に声を掛ける猟兵がいた。
「手助けが必要なようだな」
「あなたは……」
ハル・エーヴィヒカイト(閃花の剣聖・f40781)は、セントールの包囲網から逃れようとしている竜牙兵へと目を移す。
「逃がさなければいいのだろう?」
「その通りだ。しかし――」
セントールの女隊長の言葉は、途中で止まった。
ハルの全身から放たれたオーラは結界を展開し、公園を覆う巨大な領域となって顕現する。
「ならば、こうするまでだ」
瞬間、領域の内と外を隔てるように、剣の怒涛が領域を覆い尽くす――!
「セントールたちは、隙間を埋めるように射撃を。その間に準備を整えよう」
「あ、ああ。感謝する!」
超常の如き包囲網に感嘆しながら、セントールの女隊長は仲間へと指示を飛ばしていく。
そうして、領域の包囲は完全に成立し。
「――いくぞ」
ユーベルコードの超常、その発動を知らせるように、ハルのオーラが鼓動するように膨れ上がった。
「斬り伏せろ、祓魔の徒花。耐え抜いて見せろ、桜花百景」
剣の領域は、変質する。
隔てるように中空を取り巻いていた剣の怒涛は、竜牙兵を殲滅すべく、水平方向の挙動へと変化する――!
【絶技・桜花百景】。
それは剣の桜嵐。逃げる場所すらない、真紅の刃による剣の蹂躙だった。
デウスエクスたちが砕け散り、霞となって消えていく。
閃花の絶技は、此処に為った。
大成功
🔵🔵🔵
ウィズ・ザー
◆星脈
WIZ/アド連携◯
「豹海豹も居るぜェ♪」
頭上の空中を漂うアザラシ
セントールの頭上を突っ切り、敵軍へと飛び込む
敵の炎は飛翔のスピードを活かして避け切り
「さァ、任せるぜェ?風の。」
コラプサーを纏い、飛び込んで来る敵を次から次に飲み込んで行く
冷気の加護で強化され動きが鈍った、又は凍った敵を一気に喰らう魔喰の属性、範囲攻撃
「気の所為、きのせい♪量が多いンだ。これぐらいはなァ♪」
「現に、ホラ、まだまだ居るぜ?」
クカカ、と上機嫌に笑って見せた。
ヴィゼア・パズル
◆星脈
WIZ/アド連携◯
「猫の手を貸そうか?」
空を泳ぐダンクルオステウスのDunkuleに騎乗した身長約48cmのケットシーがセントールに並ぶ
飛び立ち、空中機動に空中戦の技能で敵の攻撃を避ける
「任されました。…、…久々だな。」
指揮剣を抜き敵の一群へと向ける
全力の範囲攻撃でもある、属性攻撃
『其の在り方に、制限は無い』
絶対零度の虹衣(アゥロラ)発動
空中から地面に向かい、全てを凍て付かせて落とす
「……少しやり過ぎでは無いですか?」
む、確かにと見やり、更に重ねがけしようと身構えた
セントールたちが魔法の弓矢を引く中、ふわりと飛翔しながら現れたのは、空を泳ぐダンクルオステウス『Dunkule』だ。
「猫の手を貸そうか?」
その背に乗っていたのは、ケットシーのヴィゼア・パズル(風詠う猟犬・f00024)だった。
目をぱちくりさせていた女セントールだったが、もう一つ、中空にふわりと漂う猟兵が姿を現す。
「豹海豹も居るぜェ♪」
海豹型の体を中に漂わせて、ウィズ・ザー(闇蜥蜴・f11239)の口元が嬉しそうに緩んでいる。
「応援か。助かるよ……!」
はっ、とセントールの女隊長が眼前を見つめれば、竜牙魚兵の数体が、包囲から逃れようとしている。
急いで弓を引いたセントールであるが。
ウィズのユーベルコード【闇獰】の力が発現する。
空間を裂いた闇は一瞬にて肥大化し、竜牙魚兵の前に躍り出たウィズが、その闇を解き放つ――!
あらゆるものを飲み込む|闇《コラプサー》が、包囲から逃れようとした竜牙魚兵の1体を呑み込んだ。
「ここから先は通さないぜェ」
一瞬でおきた結末に恐怖を覚えたのか、逃れようとしていた竜牙魚兵たちが元の場所へと戻っていく。どうやら、牽制は成功したようだ。
「さァ、任せるぜェ? 風の」
「任されました。…、…久々だな」
ヴィゼアの指揮剣が抜かれた。ヴィゼアに纏わりつくような翠玉の如き輝きは、まるでフクロウのような姿へと収束する。
「其の在り方に、制限は無い」
ヴィゼアに纏わりついていた光の輝きは、空気に溶けるように肥大化し、そして、戦場を覆い尽くす。
超常が発動する、兆しは此処に為った。
それは、思念体すら凍結させる絶対零度の領域だ。
あらゆるものが凍てつき、停止していく。まるで吹雪にでも吹かれたかのように、竜牙魚兵たちが、中空に静止したまま、ただ凍結していった。
【|絶対零度の虹衣《アゥロラ》】。宙を飛んだフクロウは、戦場を見やった後に、再び術者の傍へと降り立った。
「よゥし、いくぜェ♪」
ウィズが凍結した領域を征く。
コラプサーが凍結空間に閃き、虚空となって全てを喰らう。
「……少しやり過ぎでは無いですか?」
「気の所為、きのせい♪ 量が多いンだ。これぐらいはなァ♪」
コラプサーで呑み込んでも、デウスエクスは軍勢だ。抵抗する者はたくさんいるだろう。
「現に、ホラ、まだまだ居るぜ?」
「……む」
確かに、と小さく呟いて、ヴィゼアは再び指揮剣を構える。
デウスエクスの軍勢は緩やかに衰退している。それでもまだ、猟兵たちの戦いは続きそうだ。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
リリエッタ・スノウ
んっ、今回はこっちの戦場のお手伝いだね。
セントールの人が追い詰めたのをリリがやっつけていくよ。
まずはリリも長距離狙撃も行える突撃銃で竜牙魚兵を上空に逃がさないように追い詰めていくね。
もし、セントールの人の背中に乗せてもらえたら移動しながら狙撃できて逃げられる敵が減らせるかも?
ある程度まとめることができたらセントールの人に一旦任せて範囲攻撃の準備。
【メテオ・バレット】を発動して、視界内にいる竜牙魚兵をまとめてふっとばしちゃうね。
こっちはこれでひと段落かな?
まだまだいっぱい襲ってくるから次の戦場に向かうよ。
※アドリブ連携大歓迎
「んっ、今回はこっちの戦場のお手伝いだね」
「応援か、感謝する!」
数々の戦場を行き来するリリエッタ・スノウ(ちっちゃい暗殺者・f40953)はセントールたちが包囲しているデウスエクスの軍勢を見やる。
敵は空中を泳ぐデウスエクスである竜牙魚兵、セントールたちの弓矢は絶え間なく放たれているが、それでもこの包囲から脱出を試みる個体は存在する。
「リリもいくよ。背中に乗せてもらえる?」
「ああ、もちろんだ!」
女セントールが身を屈んで、自身の背に乗るように促した。
器用にセントールに騎乗したリリエッタが、戦場を駆ける――!
「揺れるが、大丈夫か?」
「うん、任せて」
リリエッタに合わせた突撃銃を構えれば、刹那寸分違わぬ銃撃は放たれる。
セントール騎乗時の揺れ、そして、竜牙魚兵の飛翔の機動。全てを読み切った銃撃は、包囲から逃げ出そうした個体に見事に命中した。
やがて、包囲から逃げる影がなくなったのを見計らい、リリエッタはセントールの肩を叩く。
「後は任せたよ。私は準備するから」
「了解!」
ユーベルコードの超常は、リリエッタの瞳に煌めきと共に発散する。
『LC-X16 Type HANDGUN』の銃口は真上に向けられた。
視界内にいる竜牙魚兵はすでに捉えた。
ならば――後は為すのみ。
「打ち砕け! 星の弾丸――メテオ・バレット!」
甲高い射撃音と共に空に昇る魔力の弾丸。
遥か彼方へ消え失せた輝きはしかし。
数多の流星となって戦場に墜ちて来る。
【メテオ・バレット】。星となった弾丸は、リリエッタの視界に捉えた対象全てを穿ち、炎上させた。
銃を下ろして、リリエッタは小さく息を吐く。
「こっちはこれでひと段落かな?」
未だ、数多の戦場は猟兵たちを待っている。
リリエッタはセントールの背から降りて、次の戦場へ向かうのだった。
大成功
🔵🔵🔵
中村・裕美
「……だいたい……事情は分かったわ」
空間に【早業】【ハッキング】で氷の竜巻を起こし、触れた相手を【凍結攻撃】で凍らせる
凍らせるのは危険性をアピールする為であり、作戦に沿って攻撃よりも牽制して追い込んでゆくことをメインに行う。竜巻に触れて凍った魚兵のトドメはセントールに任せる
「……うまく追い込めたかしらね……トドメ行くわよ。……パラメータ反転……焼き払え!」
敵を集めることができたら、一気に竜巻の属性を炎に変えて焼き尽くす。飛び出して来た燃え残りの敵とかは味方やセントール達に任せていいかしら?
「……こんなとこかしら」
一段落したらエナドリでも一服している
「……だいたい……事情は分かったわ」
結構お疲れな様子の猟兵が、エナジードリンクの缶をぐしゃりと潰した音。
今回の戦場を数多く巡っている中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)であるが、この状況を見たからにはやるしかない。
空間に電子的なコンソールが展開した。
電脳魔術士として、裕美は眼前の環境全てを掌握すべく動き出す。
コンソール操作が終了したと同時に、大気に満ちた風が、熱が、指向性を持って変化していった。
公園の周囲を覆い尽くす、氷の竜巻。
包囲から逃げようとした竜牙魚兵たちを圧倒的な低温で凍結させたようだ。
「こ、これは……」
「あくまでも危険性をアピールする為よ。凍った魚兵たちのトドメをお願いするわ」
「ああ、了解した!」
駆けていったセントールたちが、魔力の弓矢を放つのが見えた。凍結して動きが鈍くなった個体に見事に命中させていることを見るに、心配する必要はなさそうだ。
そうして、裕美は再びコンソールを操作する。
環境パラメータを再設定し――これからは、殲滅の時間だ。
「……うまく追い込めたかしらね……トドメ行くわよ。……パラメータ反転……焼き払え!」
コンソールの文字が、青から赤へと点滅した。
瞬間、戦場を覆っていた氷の竜巻が炎熱の竜巻へと変化する。
氷の竜巻から逃れようと集まっていた竜牙魚兵たちが、炎に呑まれて一瞬で焼却されたのが見える。
【|現象改竄《フェノメノン・クラッキング》】によって範囲殲滅を終えた裕美は、懐から取り出したのはエナジードリンク2本目。
ぷしゅっ、といい音を立てて開けたそれを、裕美は一口飲みこんだ。
「……こんなとこかしら」
……目の隈が、酷くならなければいいが。
大成功
🔵🔵🔵
奥鳥羽・ミココ
セントールと共闘するのは久しぶりじゃのぅ
空中戦ならば、こちらもブレイド世界の奥の手を出すとするかの
【SPD・連携アドリブ歓迎】
UC【ゴッドブレイド・ストライク】で用意した小剣型艦載機に乗って空中戦を挑むのじゃ
敵の周囲を円を描くように高速飛行して牽制
範囲外へ逃げようとする敵へは【神光の腕】による触腕パンチで内側へ叩き戻す
徐々に旋回半径を縮小していく事で、殴った敵が別の敵やセントールの矢と接触する連鎖事故も起こるじゃろう
この艦載機はブレイド世界において竜の軍勢すら翻弄した最速の剣じゃ!
逃げ切れると思うでないぞ
「セントールと共闘するのは久しぶりじゃのぅ」
空を泳ぐデウスエクスたち。セントールたちの包囲から逃れようとする個体も少なくはない。
かつての戦いを思いながら、奥鳥羽・ミココ(光の触腕巫女・f37531)はユーベルコードを発動する。
かつてパク……ではなく、借りてきた射出式斬艦刀【星蠍】と呼ばれるゾディアックソードを変形させ騎乗する。
これこそ、【|小剣型艦載機・偽装解除《ゴッドブレイド・ストライク》】。空中戦のための、専用武装だ。
「よし、ゆくぞ!」
大空を駆け――その速度はもちろん、機動力も凄まじいものとなった。
竜牙魚兵たちが包囲から逃れようとしたその瞬間。光芒の如き軌跡が接近してくる。
「大人しく元の場所に戻らんか!」
ミココの背中から伸びる光の触腕『神光の腕』が、恐ろしいほどの膂力で竜牙魚兵を殴り飛ばしたのだ。
デウスエクス側も何が起こったのか理解が追いつかなかったのだろう。
体勢も立て直すこともなく、セントールが敷いた牽制範囲へと吹き飛んでいった。
「無駄じゃ! わらわの速さとセントールの矢の前では逃げることなど!」
追い込む旋回半径が狭まれば狭まるほど、セントールの弓矢の制度も上がっていく。
やがて、すでに殺傷圏内に追いやられたことに気付いた竜牙魚兵の集団が、甲高い叫び声を上げた。
「この艦載機はブレイド世界において竜の軍勢すら翻弄した最速の剣じゃ! 逃げ切れると思うでないぞ」
神光の腕が唸りを上げる。
風を切る超速の刃と、光芒の如き連打がデウスエクスたちを斬り裂き、砕く。
そして、セントールの一斉射撃が追い詰められた竜牙魚兵たちをことごとく殲滅したのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ノエル・ラーズグリーズ
ケルベロス、ノエル・ラーズグリーズ……これより戦線に加わります!
合流前に戦闘車両『白銀』で駆け回って戦場周囲にセントリーガン『ドヴェルグ』を設置しておいて……後は合流後、味方の矢に合わせセントリーガンを起動して牽制し、同時に白銀より【指定UC】で待機状態にしていた機械妖精部隊のうち二つ、制圧射撃を行う『ヴェーラ』による【機械妖精部隊展開・制圧掃射】と、範囲集中砲撃を行う『イフリート』隊の【機械妖精部隊展開・殲壊火砲】を発動!
相手の攻撃に対しては鋼鉄の巨人型の防衛戦用機械妖精『スプリガン』に盾になってもらい、とにかく味方の支援を行いつつ、その度に制圧射撃と範囲砲撃のUCを発動していきます!
エメラ・アーヴェスピア
殲滅力が必要なのね?任せなさい、得意分野よ
とはいえ十全に発揮させるにはあなた達の協力が居るわ
手早く、片付けるとしましょう
ドローンを上げて敵の動きを【情報収集】、その情報を元にセントールたちに情報を流す
細かい動きは任せる事になるけれどオペレーターをやらせてもらうわ、一応【集団戦術】も納めてはいるけれど
その狙いは大雑把でも敵をある程度纏める事と範囲の味方を退避させる事
そうすれば後はこちらのもの、『この場は既に我が陣地』発動よ
敵を包囲するように外側に配置し、【砲撃】によって撃滅するだけよ
※アドリブ・絡み歓迎
フェル・オオヤマ
・心境
敵集団を包囲して一網打尽にする…良い作戦だね。
その作戦、私も乗ったッ!
・戦闘
[銀の星]とビームシールドを装備して出撃
セントールが魔法の矢で敵を誘導するのに合わせてこちらも[我竜・氷月牙刃]を発動!
氷の魔法剣を大量展開し敵を一か所に集めるように飛ばし誘導 可能であれば魔法剣でダメージを与えつつ…
本命はこちら!巨大な氷塊で一か所に集まった敵を纏めて押し潰すッ!
【追撃/弾幕/凍結攻撃/連携攻撃】の技能を使用
敵からの攻撃には
セントールに当たらないように気を付けつつ
回避優先 難しい場合は盾で受けたり銀の星で迎撃を試みます
【かばう/盾受け/呪詛耐性/挑発】の技能を使用
他キャラとの連携・アドリブ歓迎
「ケルベロス、ノエル・ラーズグリーズ……これより戦線に加わります!」
現れた猟兵は、すでに事を済ませているようだ。
ノエル・ラーズグリーズ(|楽園《おうち》の追放者・f40853)が、戦闘車両『白銀』から声を上げる。
「殲滅力が必要なのね? 任せなさい、得意分野よ」
次いで現れたのは、エメラ・アーヴェスピア(歩く|魔導蒸気兵器庫《ガジェットアーモリー》・f03904)だ。
優雅な所作でセントールたちに会釈する。
「敵集団を包囲して一網打尽にする…良い作戦だね。その作戦、私も乗ったッ!」
フェル・オオヤマ(氷焔操る紅の竜姫士・f40802)もまた、他の猟兵たちに呼応する。
眼前に集う竜牙魚兵の数は、他の猟兵たちの活躍によって減少している。
それでも、その数は飽和というに等しい。
「とはいえ十全に発揮させるにはあなた達の協力が居るわ。手早く、片付けるとしましょう」
「それは助かる。共にゆこう!」
セントールの女隊長が、集まっていた他のセントールたちへ指示を出す。その様子を見ながら、エメラはドローンを周囲に飛ばした。
「情報はあなたたちへ送るわ。細かい動きは任せる事になるけれどオペレーターをやらせてもらうわね」
深く頷いたセントールたちは、エメラの指示に従うように散開する。
「それじゃあ、私の出番ね。セントリーガン発射!」
すでに、ノエルはこの戦場を駆け回っていた。セントリーガン『ドヴェルグ』はすでに戦場周囲に設置済みだ。
セントールの弓矢が、エメラの指示に合わせて射出される。
それに合わせて、ノエルのセントリーガンが火を噴いた。
包囲を逃れようとしていた竜牙魚兵たちが、数々の斉射攻撃によって牽制され、包囲内へと戻っていく。
「私も加勢するよ!」
フェルの氷の魔法剣を宙を翻る。中空に渦巻いた魔法剣が、フェルの意志に従うように飛翔、包囲の中で暴れまわる竜牙魚兵たちを貫き、凍結させた。
――集ったデウスエクスたちを確認した猟兵たちは、今度こそ範囲殲滅を開始する。
「待機状態を解除!『ヴェーラ』! 『イフリート』! 総攻撃開始!」
ユーベルコード【|機械妖精部隊展開準備《メタルフェアリー・スタンバイ》】は発動する。
『ヴェーラ』による【|機械妖精部隊展開・制圧掃射《コールメタルフェアリー・タイプヴェーラ》】による空からの凍結機銃による制圧射撃。
そして、『イフリート』による【|機械妖精部隊展開・殲壊火砲《コールメタルフェアリー・タイプイフリート》】による榴弾。
それはまるで、戦場を支配する炎と氷の乱舞だった。
圧倒的な熱と冷気に蹂躙された竜牙魚兵たちが、叫び声を上げる。
「すでに計画通りの盤面ね。ここは既に、私の砲撃陣地よ」
【|この場は既に我が陣地《シェリングテリトリー》】。エメラの的確な指示によって出来上がった戦場は、竜牙魚兵たちの集まる殺戮圏内と化している。
ずらり、と現実を上書きするように現れるのは真鍮の魔導蒸気砲台。包囲全てを取り囲むような砲台の|軍勢《・・》が、エメラの一言によって一斉に火を噴いた。
放たれた砲弾は、魔法の力を宿したもの。
包囲内にいた竜牙魚兵たちが、砲弾の爆発に蹂躙されて、砕け散る。
「いい感じに集まったね! ――巨大な氷塊で一か所に集まった敵を纏めて押し潰すッ!」
砲弾と斉射、銃弾の雨が降りしきる殺戮圏内。
その中に、氷結は産み落とされる。
【|我竜・氷月牙刃《ラーニングアーツ・アイシクルファング》】。
氷の魔法剣は本命ではない。最後に落ちるのは、巨大な氷塊。
範囲全てを覆う、圧倒的な質量による攻撃だ。
砲弾の激烈な炸裂音と、銃弾の驟雨。氷塊の激震が戦場を覆った後、竜牙魚兵たちの姿は、もうどこにもなかった。
セントールたちが鬨の声をあげる。
デウスエクスを掃討した猟兵たちへ、女セントールは嬉しそうに手を差し伸べた。
決戦配備は完成しつつある。
かの存在へ近づくまで、もう少しだ。
大成功
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