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さあ、四天王ごっこしようぜ!

#アリスラビリンス #西のラスボス『アイスエイジクイーン』

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#アリスラビリンス
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#西のラスボス『アイスエイジクイーン』


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●氷の国で四天王ごっこ!
「帝都大戦お疲れ様……って言いたいところだけど、戦後処理ってのも大事よね」
 あの大戦では様々な世界から、様々な協力者がキャンピーくんの力で世界を移動して助けに来てくれた。だが、その後は移動したまま放置されてしまっているので、彼らを元の世界に戻す手助けをしてくれないかと、パトリシア・パープル(スカンクレディ・f03038)は猟兵達に説明を始めた。
「肝心のキャンピーくんなんだけど、どこかへ姿を消しちゃったから、みんなを元の世界に戻せないのよね。たぶん、どこかの世界でキャンプをしているとは思うんだけど……そんなの見つける方が無理ゲーだわ」
 それよりも、各世界に送られたままの者達に協力し、元の世界に戻る方法を模索した方が賢明だ。そういうわけで、今回向かって欲しいのはアリスラビリンス。そこで『雪と氷の国』に居座っている『アイスエイジクイーン』に協力し、彼女が帰還する手助けをして欲しいとパトリシアは続けた。
「アイスエイジクイーンも強力な悪魔だから、『悪魔契約書』を利用すれば悪魔を別の世界に送りこめるわよ。当然、その悪魔には自分も含まれるってことね」
 ただし、悪魔契約書の作成には悪魔だけが自らの悪魔エネルギーを絞って作れる『悪魔インク』が大量に必要となる。下手にインクをケチって記述に抜けがあったら一大事。世界移動の際、その悪魔は契約書のエネルギーに耐えきれず死んでしまうからだ。
「アイスエイジクイーンが悪魔インクを手に入れる手段は、自分に従う四天王が四天王っぽい雰囲気で強敵と戦って勝つことね。まあ、四天王っていっても別に四人じゃないといけないってことはなくて、それよりも大事なのは『大幹部らしい雰囲気』みたいなんだけど……」
 要するに、仲間がやられた場合は「あいつは四天王の中でも最弱」とか「ほう、あいつまで倒されたか」みたいに反応し、強敵を見かけたら「貴様にも本当の戦いってものを教えてやろう!」とか「この俺を倒せると本気で思っているのか?」などと強者感溢れる台詞で相対することが重要というわけだ。
 無論、それで勝てなければ意味はないので、アイスエイジクイーンは氷の国で暮らしていた愉快な仲間の中でも指折りの精鋭を集め、彼らを臨時の四天王としてオウガと戦い、地道にインクを集めているらしい。だが、それでは帰るのに何年かかるか分からないので、猟兵の方でも後押しが必要だ。
「幸いっていうかなんていうか、ちょうど氷の国にオウガが攻め込もうとしているから、アイスエイジクイーンの四天王(仮)と協力して、こいつらやっつけちゃって。ただし、そのためには『四天王入隊試験』を突破して、四天王にカウントされないと駄目なんだけどね」
 そのための入隊試験は、なんと氷の世界での鬼ごっこ。なんとも平和的な方法に思えるが、しかし油断は禁物だ。なにしろ場所が雪と氷の国なので、大雪に足を取られたり、氷で盛大に滑ったりと、走って逃げるには最悪の環境。それに対し、相手は雪と氷の国を住処とする者達なので、普通に考えて分が悪い。
「まあ、その辺は気合と根性でなんとかするとして……試験を突破してからが本番よ。ここから先は、オウガとのガチバトルになるからね」
 まず、尖兵として送り込まれてくるのは『コーディネイター』フェイルという元アリスのオウガ。彼女達は相手を着飾るのが大好きなのだが、着せてくる服はガチで燃える不死鳥のドレスや裏に針がびっしりと生えた服、生命力を吸収する呪いのワンピースなど、とにかくヤバいものばかり。そんな彼女達を全滅させた後に待っているのは、なんとスーパーロボットとの戦いである。
「攻め込んで来るオウガの親玉は『王牙合体ブレイメン4』っていうの。鶏、犬、猫、ロバのオウガが合体したオウガなんだけど……問題なのは、相手も四体の濃いメンツってことね」
 敵が四体合体というだけあって、相手よりインパクトに劣る戦い方をすると、なんとこちらの四天王パワーが激減してしまうという。最後の戦いは『相手よりも四天王らしく戦う』ことが求められるため、チートなユーベルコードを使って一方的に蹂躙すれば良いという話ではない。
「あ、ちなみに、戦闘になるとアイスエイジクイーンの四天王(仮)も協力してくれるから、その辺は上手く連携取ってね。雪と氷の国に住んでいる愉快な仲間ってことで、白熊とかペンギンとか雪だるまなんかだけど……強さは保証するわよ」
 それぞれ性格的にも濃いメンツなので、彼らに負けず四天王っぽさを発揮して欲しい。
 そう言って、パトリシアは猟兵達を、アイスエイジクイーンの待つ雪と氷の国へと転送した。


雷紋寺音弥
 こんにちは、マスターの雷紋寺音弥です。

 四天王ごっこ……今は懐かしきゲームボーイのRPGにありましたね。
 まあ、今回はごっこではなく、中盤からガチの戦闘なのですが。

 以下の条件を良く読んで、楽しい四天王ごっこをご堪能ください。

●第一章(冒険)
 四天王入隊試験として、アイスエイジクイーンの四天王(仮)と鬼ごっこしてもらいます。
 制限時間まで逃げ切れば猟兵側の勝ち。
 雪と氷の悪環境に加え、アイスエイジクイーンの四天王(仮)はシロクマやペンギンなので、悪環境のハンデを物ともせずに追いかけてきます。

●第二章(集団戦)
 『『コーディネイター』フェイル』との戦いになります。
 ヤバい服を強制的に着せてくるオウガです。
 彼女と戦う際に四天王っぽい雰囲気で戦うと、プレイングボーナスの対象になります。

●第三章(ボス戦)
 『王牙合体ブレイメン4』との戦いになります。
 四体合体で、それぞれのオウガが個々に喋ります。
 彼らに負けないインパクトのある四天王っぽさを発揮しないと、戦闘に勝っても判定は厳しくなる可能性があります。

●アイスエイジクイーンの四天王(仮)
 雪と氷の国でアイスエイジクイーンが四天王に任命した愉快な仲間です。
 白熊(巨漢で寡黙)、白鳥(女王様風)、ペンギン(メスガキ風)、雪だるま(リーダー)の四人。
 第一章では彼らと鬼ごっこし、それ以降は彼らと協力して戦いましょう。
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第1章 冒険 『本当の鬼ごっこ』

POW   :    耐えるだけじゃなく自ら工夫、罠など気をそらす

SPD   :    見つかってもやられなければ大丈夫、逃げる

WIZ   :    良い場所探してやり過ごせばいい、隠れる

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

家綿・衣更着
戦争に協力してくれた人達が帰れるよう頑張るっす!

「たぬたぬたぬ(悪役ロール時の笑い声)いたずら極めしおいら、打綿狸の衣更着にかかれば逃げ切るなど訳はない…ってやべ、綿ブーツが氷に貼りついたっす!?」
UC『オールワークス』で忍者バリアバングルに着替え環境耐性で冷気に強くなるっす

気を取り直して化術全開!どろんと綿に変化!
演出可能な妖怪煙から、囮用に空中浮遊する綿をたくさん出すっす!

「打綿狸は綿に変身し拾われそうになると逃げる妖怪!逃げ回るのは超得意っすよ!」

空中戦に空中機動で敵を盾にして逃げ回り、
怪我しないよう綿が敷き詰められた落とし穴に囮でおびき寄せ、
アンブッシュでおどろかす等やりたい放題っす!



●開幕! 究極の鬼ごっこ!
 夏でも冬でも関係なく、常に雪と氷に閉ざされた国。余程の用事がなければ訪れるのを遠慮したい場所ではあるが、しかし先の戦争で取り残された者達を救うべく、家綿・衣更着(綿狸忍者・f28451)には気合が入っていた。
「戦争に協力してくれた人達が帰れるよう頑張るっす!」
 今回の戦い、まずは四天王として認められなければならない。そのために必要な試練は、危険なバトルではなく鬼ごっこ。戦闘ではないなら、むしろ自分の十八番だとも考えていた衣更着だったが……しかし、審査員でもある四天王は、誰も彼もやたらと濃いキャラクター達だった。
「アハハ! あんたが四天王に加わりたいって人? な~んか弱そ~w」
 のっけからこちらを煽るような口調で、小馬鹿にしたような視線を向けてくる雌のペンギン。思わず反論したくなった衣更着だったが、ここは我慢だ。四天王に必要なのは悪の大幹部っぽさなので、彼女も悪者らしく演技しているだけなのかもしれないのだから。
「フン……人は見た目では分からぬものだからな。油断して、間抜けを晒すなよ」
 調子に乗ったペンギンを諫めるようにして現れたのは、こちらは随分と大柄な白熊だった。そして、その白熊の腕に乗っていた白鳥が、華麗な佇まいで雪原に舞い降りる。
「オーッホッホッホ! 私達の与える試練は、鬼ごっことはいえ少しばかり厳しいわよ!」
 どうやらこいつは生粋の女王様な性格のようだ。未だ最後の四天王が姿を見せていないのも気になるが、しかし気にしていても始まらない。
 ここから先は、手加減無しの本気で鬼ごっこをしなければならない。制限時間まで逃げられるか否か。試験に合格するための基準は、それだけだ。

●狸、本気見せます!
 冬の寒さも吹っ飛ばすような、なんとも濃いメンバーが集まった雪の国。だが、そんな四天王の面々に負けず劣らず、衣更着もやる気満々だった。
「たぬたぬたぬ! いたずら極めしおいら、打綿狸の衣更着にかかれば逃げ切るなど訳はない!」
 なんとも突っ込みどころ満載の笑い声と共に四天王を挑発する衣更着だったが、それはそれ。全ては勝負の結果で教えてやろうと走り出す衣更着だったが……なんと、足が地面に取られて上手く走れない!
「……ってやべ、綿ブーツが氷に貼りついたっす!?」
 これはいきなり大ピンチ。そんな隙を逃すことなく、まずはペンギンが腹で氷上を滑りながら突撃して来た。
「アハハ! いきなりドジってる! ざぁこ、ざぁこ♪」
 うん、やっぱりメスガキは頭に来るので、ちょっと厳しめにお仕置きしてやろう。歌舞伎の七変化が如く衣装を変えて、衣更着は盛大に氷から離脱。忍者の装飾を身にまとい、寒冷耐性も得たところで、気を取り直して化術全開!
「たぬたぬたぬ! どれが本物のおいらかな?」
 衣更着が変身したのは、なんと綿だ。その辺に大量の綿を撒きながら変身したので、どれが本物か分からない。哀れ、目標を見失ったメスガキペンギンは、そのまま盛大に凍った湖の上を滑って行き。
「きゃぁぁぁぁっ! ちょっと、なにこれ!? どうなって……痛っ!!」
 自ら巨木に突撃して、盛大に目を回していた。その間に、衣更着は空へ飛び上がったではないか。
「打綿狸は綿に変身し、拾われそうになると逃げる妖怪! 逃げ回るのは超得意っすよ!」
 全ては風の吹くままに。ふわふわと飛んで行く衣更着を追いかけるのは女王様な白鳥だが、衣更着は彼女の羽ばたきで起こる風も利用して逃げて行くので、なかなか捕まえることができないわけで。
「えぇい、小癪な! あいつを叩き落としておしまい!」
 苛立った白鳥は下で待っている白熊に命令するも、白熊は何故か雪玉を握ったまま動かない。
「ぬぅ……この角度では、お前にも当たってしまう……」
 変なところで律儀なのか、それとも騎士を気取っているのか。白鳥を盾にして逃げる衣更着相手に、白熊は何もできないままだ。それでも、一応は見失わないよう地上を走って追いかけているが……それで足元を疎かにしていたのは間違いだった。
「……ぬぉぉぉっ! 何故、こんなところに穴が!?」
 衣更着が仕掛けていた落とし穴に引っ掛かり、ここで彼もダウンである。残るは白鳥だけだが、白熊が落ちたことで白鳥の気が逸れた一瞬を狙い、衣更着は姿を消していた。
「なっ……ひ、卑怯な手を! 姿を現すんだよ、このタヌキめ!」
 消えた衣更着を白鳥は懸命に探して飛び回る。だが、どうしても見つけることができず、とうとう疲れて近くの雪原に舞い降りた際、なんと雪の中から突如として衣更着が飛び出して来た。
「言われた通り、出てきたっすよ!」
「……っ! ひぇぇぇぇぇっ!!」
 もっとも、その時の衣更着は『世にも恐ろしい姿』に変身していたので、驚いた白鳥はそのまま気を失ってしまった。
 これにて、三人をノックアウトしたところで時間切れ。変幻自在の撹乱戦法を使う衣更着にとって、雪国での鬼ごっこは好都合だったようだ。 

大成功 🔵​🔵​🔵​

木霊・ウタ
心情
大戦ではホント助かったよな
恩返しだ
インク作りを手伝うぜ

行動
氷原に響き渡るギターの音色
どこだ?探すんだとキョロキョロする四天王達

すると小高い氷の岩の頂上にすっくと立ち
演奏している俺

貴様は!と四天王達が問えば
こう答える

俺はいずれクイーン四天王で
最強をうたわれることになる男だ
勝負だ四天王
見事捕まえてみるがいい

とおっ!と跳躍しながら迦楼羅へ変身
人間大の炎の鳥となり飛行

四天王のことだ
暑さは苦手でも怯まず向かってくるだろう
それが狙いだ

白鳥以外も手を出せそうなところを低空飛行
捕まえられそうになったら
その体や翼の隙間をすり抜けて
四天王同士をごっつんこさせたりして
制限時間まで逃げ切る

いい勝負だったな(ぐっ



●四天王の条件
 一面の銀世界に響き渡るギターの音。次なる挑戦者を待っていた四天王(約一名不在)が周囲を見回すが、しかし辺りには誰もいない。
 いや、それは彼らの探し方が下手だっただけである。四天王への挑戦者、木霊・ウタ(地獄が歌うは希望・f03893)は、既に氷の岩の頂上にいたのだ。
「あ〜! あんなところにいた!」
「貴様……いったい、何者だ!」
 ペンギンが翼の先で指し示す方へ目をやり、白熊が訪ねた。その言葉に、ウタは堂々と正面から返す。
「俺はいずれクイーン四天王で最強をうたわれることになる男だ。勝負だ四天王! 見事捕まえてみるがいい!」
 そう言うが早いか、ウタは人間大の炎の鳥となり、地面すれすれを飛んで行く。その速さは白鳥やペンギンのそれを超えるものであり、身体から発せられる炎の勢いも相俟って、なかなか捕まえることが難しい。
「あぁん、もうウッザイ! なんで捕まってくれないのよ!」
「文句言っている暇があったら必至で追いかけな! 挟み撃ちにするんだよ!」
 それでも必至にウタを追いかけるペンギンと白鳥は、それぞれウタを別の方向から攻めることで挟み撃ちにする作戦に出た。しかし、肝心のウタに追いつけないのでは意味がない。そういうわけで、あいつの邪魔をしろと白鳥が白熊に命じたのだが……巨体で豪快に戦う彼は、残念なことに足元の方が少々お留守。
「おっと、そうはいかないぜ!」
 ウタは白熊の脚と脚の間を縫って、その巨腕による攻撃をスルリと抜けた。そのまま一気に空高く上昇して行くが、問題なのは白鳥とペンギンだ。
「きゃぁっ! ちょっと、そこ退いてよ!」
「えぇい、なにやってんだい、この木偶の坊!」
 それぞれ悪態を吐きながら白熊に突っ込んで行き、盛大に激突して三者まとめてノックアウト! なんというか、制限時間を待つまでもなく、ウタの圧勝であった。
「これで俺の勝ちか? いい勝負だったな!」
 炎を解除し、降り立ったウタは倒れている白鳥や白熊達に爽やかな笑顔でサムズアップした。だが、次の瞬間、そんな空気をブチ壊すかの如く、雪原が揺れて巨大な何かが落ちてきた。
「なっ……! これは……雪だるまか!?」
 そう、それは確かに雪だるまだった。もっとも、ただの雪だるまではなく、とてつもなく巨大な雪だるま。先の白熊もデカかったが、その倍以上はあるサイズ。
 そんな巨大雪だるまこそ、最後にして最強の四天王。彼が現れた以上、ここで勝負は仕切り直しかと思われたが、雪だるまは既に勝負はついたと宣言し、その上でウタに四天王としての素質を語る。
「なるほど……確かに、実力はあるようだ。だが、貴様には四天王として決定的に欠けているものがある!」
 それは悪さだと雪だるまはウタに告げた。四天王とは、悪魔の配下なのである。故に、その態度も悪辣なものでなければならず、真逆の行動を取っては悪魔四天王としては成立しない。
「だが、貴様は最後の最後で油断をしたな? 相手の検討を称えてサムズアップ……そんな爽やかさなど、悪の四天王には不要! 正義の味方を気取れば、それだけ悪魔インクを入手できる量が減ってしまうのだぞ!」
 別にウタとしては正義の味方を気取ったつもりはないのだが、それでも確かに雪だるまの言う通り。
 四天王ごっこは単なる遊びではない。実際に悪魔四天王に扮して戦うことで、悪魔インクを絞り出してアイスエイジクイーンの帰還を手伝うことが目的だ。
 そのために必要なのは、悪魔らしい悪さ! それも、姑息で卑怯な悪さではなく、大物悪魔らしいボス格の悪さ!
 相手に勝利した時に見せるべきなのは、爽やかな賛辞の言葉ではなく、敗者を徹底的に屈服させるような言葉である。あるいは、相手の神経を逆撫でしたり、凄まじく自身に満ち溢れた言葉を発したりするのも効果的。とにかく、最初から最後まで悪の大ボスがやるような行動を徹底しなければ、それだけ得られるインクの料が減ってしまう。
「勝負は貴様の勝ちだ。故に、四天王入りを認めよう。だが……次は、こんなお遊びではない。くれぐれも、迂闊に素を出さぬよう気をつけるのだな」
 それだけ言って、雪だるまは地響きを鳴らしながらどこかへ行ってしまった。どうやら、彼は鬼ごっこに参加しないようだが、そんなことはどうでもよい。
 もし、これがオウガとの戦いだったならば、戦いに勝って勝負に負けるような展開になっていただろう。それは勘弁願いたいと、ウタは気合を入れ直すのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

リドル・エニグマ
判定:WIZ
「ふむ……面白いことをしていらっしゃいますね……」
「とりあえず私も参加させていただきましょうか……」
四天王になるために鬼ごっこに参加します。
もちろんそこそこ体力はありますがあまり動きたくないのでUCを使って巨大な迷路を使って遅延行為を働きます。迷路のあちこちには問題による扉があり足止めされています。
もちろん平等に、どんな生物でも回答出来るようにタッチパネル式なっています。
「さーて四天王ポイントを効率良く貯めるには……前二人の参加者は前衛タイプ……ふむ……私は参謀キャラで行きましょうか。」
ゴールで待ち構えながら次の試練の対策を練っています。



●四天王に足りないもの
 アイスエイジクイーンを帰還させるべく、オウガ相手に四天王ごっこ。悪には悪をの発想で真面目に悪役を演じながら不思議な国を守るという、なんともおかしな戦いだ。
 しかも、その四天王に採用される基準が鬼ごっことくればカオスの極み。だが、だからこそいつもとは違った楽しめそうだと、リドル・エニグマ(覆面GM・f42759)は密かに期待していた。
「ふむ……面白いことをしていらっしゃいますね……。とりあえず私も参加させていただきましょうか……」
 とはいえ、四天王になるための鬼ごっこにエントリーするリドルだったが、彼はあまり動くのが好きではない。体力に自信がないわけではないが、肉体労働より頭脳労働派なのだ。
 そういうわけで、リドルは鬼ごっこ開始早々に、巨大な迷宮を召喚した。迷宮の中に逃げ込んでしまえば、そこはもうリドルのホームである。おまけに、雪や氷の影響もない四天王達は自分たちの得意な行動さえ生かせない。
「さて……頑張って脱出しましょう!」
 ペンギン、白熊、そして白鳥を迷宮内に閉じ込めて、リドルは彼らにクイズを出した。このクイズを解かない限り、扉が開かないので先には進めない。一応、タッチパネル式になっているので、どんな生き物にとっても答えられる仕様ではあるのだが……問題なのは、彼らの頭脳がリドルが思っていたよりも残念だったことである。
「あぁぁぁぁぁ!! もう、なにこれ! 全然正解できないじゃん!!」
 メスガキペンギンは煽り属性こそ高いものの、本人はそこまで頭が良いわけではなかった模様。その結果、パネルの選択肢を適当にタッチして正解を探すしかなく、恐ろしく効率が悪い。
「ちょっと、なにをやっているんだい! こんな扉、さっさと突破しておしまい!」
「フンガァァァ!! ……駄目だな。どうやら、力では開かぬようだ」
 白熊に至ってはパワー専門なのか、扉を力任せに叩くことしかできない。そんな白熊を前にしても、白鳥は自ら動こうとしない。女王様気質が災いして、自らリスクのある行動を取れないのである。
(「どうやら……これは、もはや勝負あったようですね」)
 結局、制限時間まで迷宮から脱出できなかったことで、勝負は四天王の負けとなった。これにて、晴れてリドルも四天王の仲間入りとなったわけだが……彼は既に次の戦いに備え、自分の立ち位置について考えていた。
「さーて、四天王ポイントを効率良く貯めるには……前二人の参加者は前衛タイプ……。ふむ……私は参謀キャラで行きましょうか」
 ゴール地点で待ち構えながら、リドルは作戦参謀としての立場を選んだようだ。既に四天王試験を突破した猟兵達が前衛での戦闘や撹乱を得意としていることもあったが、なによりアイスエイジクイーンの四天王(仮)には参謀役が欠けている。
 悪の幹部となれば、頭のキレる参謀の一人くらいはいても良いものだ。「全ては我が手中にあり!」とか「ふふふ……これも策士●●の計算通り!」のようなことを言うキャラがいた方が、何かと強者感が出るのも確か。
 斯くして、四天王入隊試験は猟兵達の合格となり、彼らは盛大に迎え入れられた。なお、あまりに圧倒的過ぎる結果だったので、リーダーの雪だるまの一存によって、猟兵であれば今回に限り今後は誰でも試験なしに四天王扱いしてくれるようになったのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『『コーディネイター』フェイル』

POW   :    ドレスアップ🌹
合計でレベル㎥までの、実物を模した偽物を作る。造りは荒いが【ドレスやメイク用品など着飾る為のもの】を作った場合のみ極めて精巧になる。
SPD   :    キメポーズ❤️
【ハートのポーズ】を合図に、予め仕掛けておいた複数の【全身が映る大きな姿見】で囲まれた内部に【猟兵を勝手に着飾らせる愉快な仲間達】を落とし、極大ダメージを与える。
WIZ   :    おねだり🍓
【悪気のない無邪気なお願い】が命中した生命体・無機物・自然現象は、レベル秒間、無意識に友好的な行動を行う(抵抗は可能)。

イラスト:misty

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●狂ったコーディネイター
 四天王達の鬼ごっこを圧倒的な結果で制したことで、猟兵達は晴れてアイスエイジクイーンの四天王に入隊できた。
 これで後は、この国を攻めるオウガ達を倒すだけ。今度はリーダーの雪だるまも参加してくれるようなので、戦力的には問題ない。
 だが、それでもオウガ達は臆することなく、雪と氷の国に侵入してくる。先発隊として現れたのは『コーディネイター』フェイル。衣服やメイクに関する事柄を武器とする、元はアリスだったオウガ達。
「こんな国に住んでいるのに寒そうな格好をしているわね。だったら、骨まで焦がす炎のドレスはいかが?」
「それとも、寒そうなところで肌を見せるなんて、本当はエッチな人なの? それなら、生命を屠る触手服はどう? 素敵な呪いのワンピースもおまけにつけるわよ?」
 親切そうに衣服を勧めてくるものの、彼女達が作り出すのは身に付けた者を辱めたり傷つけたりするような服ばかり。一度でも着用させられてしまったが最後、まともに戦うのも難しくなりそうだ。
「あら? もしかして、私達と戦うつもりかしら? だったら、素敵な防具をプレゼントしてあげるわ」
「着るだけで血まみれになれる刃の服に、中も外も針だらけのドレス……ね、素敵でしょ?」
 こちらが敵対の意思を見せても、彼女達は何ら動じる様子をみせないばかりか、より狂気的な服を勧めてくる始末。このままでは、こちらの悪辣さが完全に食われ、アイスエイジクイーンの得られるインクが減ってしまう。
 敵は完全なるサイコパス。その辺も踏まえた上で悪の大幹部として啖呵を切り、悪者らしい行動で彼女達を退治する必要がありそうだ。
家綿・衣更着
かっこよくエネルギー集めるっす!

「たぬたぬたぬ!アイスエイジクイーン様が出るまでもないっす。ここは四天王が一人、綿狸忍者の衣更着に任せて貰おうっす!」

事前に他の四天王に作戦を共有
どろんと自身の妖力で出来ている「演出可能な妖怪煙」を大量放出して煙幕にし自分や味方を迷彩
化術で残像にした煙をさらに変化させて驚かし、幻影使いで催眠術をかけて、敵を攪乱&同士討ちさせる
「その衣装はおまえらにこそ相応しい!っす」

敵が混乱したら初期四天王らと連携し攻撃
自身もUC『綿ストール本気モード』で摩擦を減らしたストールをスキーやスノボーのように滑りながらすれ違いざまになぎ払い倒していく

「全ては煙に巻かれるがいい…っす」



●死体であっても蹴り飛ばせ!
 氷の国に侵攻してきたのは、悪魔さえドン引きさせ兼ねない程にサイコパスなコーディネイター。
 だが、ここで怯んでは仮に戦いに勝ったとしても、得られる悪魔インクが減ってしまう。そういうわけで、相手のサイコぶりは敢えて無視し、家綿・衣更着(綿狸忍者・f28451)は堂々と敵の正面に立った。
「たぬたぬたぬ! アイスエイジクイーン様が出るまでもないっす。ここは四天王が一人、綿狸忍者の衣更着に任せて貰おうっす!」
 そう言うが早いか、衣更着はいきなり煙幕を炸裂させる。名乗り行為そのものを囮とし、相手の出鼻を挫く戦法。どう考えても卑怯の極みなのだが、ここはむしろ推奨される行為だ。とにかく大物悪役っぽいムーブで戦えば、それだけ得られる悪魔インクも増えるのだから。
「きゃぁっ! なにこれ、前が見えないわ!」
「落ち着くのよ! 敵に服を着せてしまえば、それでこちらの勝ちなんだから!」
 混乱の最中、なんとか体勢を立て直そうとする『コーディネイター』フェイル達は、あちこちに鏡を設置して行く。この鏡は全てトラップであり、鏡で囲まれた空間内部に足を踏み入れると、空から降ってきた愉快な仲間によって強制的に危険な服へと着替えさせられてしまうのだ。
 あの鏡で囲まれた場所に入ってはいけないことは、衣更着も十分に承知していた。だからこそ、彼はフェイル達に催眠術をかけて同士討ちを狙ったのだが……しかし、煙が晴れて敵の姿が見えたところで、衣更着は思わず目を丸くした。
「その衣装はおまえらにこそ相応し……って、あ、あれ? なんで誰も衣装が変わってないっすか!?」
 空から降ってきた愉快な仲間達の下敷きになって、確かにフェイル達は動けなくなっていた。だが、彼女達の衣服は先程から全く変化していない。
 それもそのはず。フェイルのユーベルコードで召喚されるのは、『猟兵を勝手に着飾らせる』愉快な仲間だ。故に、猟兵以外を着飾らせることはできず、単に将棋倒しになっただけである。
 もっとも、それでも相手が身動きを取れなくなったのは確かであり、そこはアイスエイジクイーンの四天王達が見逃さなかった。まずは白熊がペンギンを掴み、なんと固まっているフェイル達に向けてブン投げたのだ。
「フンヌゥゥゥゥッ!! 必殺、ペンギンボーリングゥゥゥゥ!!」
「ニッシシシシwww ふっ飛ばしてあげるね♪」
 凄まじいスピードで氷上を滑ってくるペンギンの頭突きを食らい、フェイル達は愉快な仲間と共に吹っ飛んだ。全てを倒すことはできずとも、崩れた者が下の者を下敷きにしたことで、更に動けなくなって行き。
「ほ〜ら、これもプレゼントだよ!」
 その上に白鳥が氷の塊を空から落として行くことで、更に被害が増して行く。
「うぅ……こ、こんなはずじゃ……」
「それに、どうして鏡の攻撃が発動しないの? あいつら、猟兵じゃないのかしら?」
 フェイル達が気付いた時には既に遅し。彼女達のユーベルコードは、あくまで猟兵をターゲットにしたもの。そのため、猟兵ではないアイスエイジクイーン四天王(仮)が相手では、全く効果を発揮せず。
「最後はこれを食らうがいい! 雪だるまプレス!!」
 動けないところに雪だるまが盛大に落下して来たことで、フェイル達の大半は潰されるか、あるいは衝撃で吹っ飛んでしまった。
「そ、そんな……。猟兵じゃないのに、こんな強い者がいるなんて……」
 猟兵である衣更着しか目にしていなかったのが運の尽き。ボッコボコにやられてしまったフェイル達だったが、完全に息の根を止めていない以上、彼女達を逃すという選択もないわけで。
「打綿狸の本領発揮、誰にもこの綿は捉えられないっす!」
 死体蹴りこそ悪の本業とばかりに、衣更着は摩擦を減らしたストールを使って雪上を滑りながら、すれ違い様に死に体のフェイル達を薙ぎ倒して行く。どれだけ許しを乞おうと関係ない。だって、今の衣更着は悪の四天王という設定なのだから。逃げる相手を嬉々とした表情で情け容赦無く殲滅する悪辣さこそが、悪の四天王に求められる所業なのだから。
「全ては煙に巻かれるがいい…っす」
 衣更着が振り返ると、そこにあったのは倒されたフェイル達と、巻き添えを食らって撃破された愉快な仲間達の残骸だった。正に、死屍累々とはこのことだ。勝つためには手段を選ばない。そんな姿勢で戦うことこそが、アイスエイジクイーンの悪魔インクを増やすために必要な行為なのである。

成功 🔵​🔵​🔴​

リドル・エニグマ
判定:POW
「今回の挑戦者はコーディネーター……ならファッションショーに付き合いましょうか……」
目の前に現れた『コーディネーター』フェイル
彼女が繰り出す猟奇的な衣装に身を包むエニグマ。
いつの間にか彼女がいるエリアはランウェイに変わっており、いつの間にかテレビや審査員がモデルとなったエニグマを見て採点していた。
『次。次。次。次。』
一着10秒もかからずに採点され、審査員が次の衣服に着替えるように指示していく。
エニグマは着せられた猟奇的な服を取り込みながら自身のUCの材料にしていく。
テレビでは
『芋畑? 1点』
『時代の再来を感じる。2点』
『思いあがるな。0点』
『色がクレイジーだ。0点』
と辛口採点だった



●開幕、毒舌ファッションショー!
 相手に衣服を着せることでダメージを与えるという、奇妙な技を持つオブリビオン。服を着せられることはその時点で敗北を意味するかもしれないが、しかしリドル・エニグマ(覆面GM・f42759)は、敢えて敵の策に乗ることにしたようだった。
「今回の挑戦者はコーディネーター……ならファッションショーに付き合いましょうか……」
 『コーディネーター』フェイルの繰り出す衣装を迷うこと無く受け取ると、リドルはそれを躊躇うことなく纏って行く。瞬間、全身に痺れるような痛みが走ったが、それでもリドルは気にしない。
(「……っ! どうやらこれは、内側に猛毒を塗った服のようですね。しかし……」)
 苦痛に耐えながら、リドルは堂々と氷で作られたランウェイの上を歩いて行った。事前に作戦を通達しておいたので、四天王達が協力してくれたのだろう。周りにはご丁寧に審査員席まで設けられ、そこでフェイルの作った衣装を審査するのは他でもないアイスエイジクイーンの四天王(仮)。同じく設置されたテレビカメラからは、氷の国の全土に向けて狂気のファッションショーを生放送!
「さあ、私達の作った服のセンスはどうかしら?」
「どう見ても百点よね! 百点満点以外にありえないわ!」
 自分達の狂ったファッションセンスに自信があるのか、フェイル達は実に堂々とした表情で審査を待っていた。だが、彼女達の期待に反し、審査員である四天王達の評価は辛口そのもの。
「きゃははは、だっさ〜いw 色が芋畑みたいw お情けで1点だけあげるけど、今どんな気分かな?」
 メスガキペンギンは明らかに馬鹿にした口調で、フェイル達を見下しながら1点の評価を下した。その隣では難しい表情をしながら白熊が腕組みをし、両目を開いたと同時に開口一番。
「……色がクレイジーだ。0点!」
 こちらはお情けどころか、何も与えず0点である。続く白鳥は、彼女の嗜虐趣味に少しばかり見合うものがあったのか、先の二人よりは好意的な評価だったが。
「時代の再来を感じるわ。でも、色合いのセンスがダサ過ぎね。2点ってところかしら?」
 総合評価は相変わらず低い。やはりお情けも含まれての点数といったところだろうか。そして、最後にリーダーの雪だるまが下した判定は、今までにも増して酷い物。
「これが最先端のファッションだと? 思いあがるな! 0点だ!」
 もはや、視界に入れるのも見苦しいと言わんばかり。お情けで合計3点という最低評価が下されたところで、リドルはユーベルコードを発動させ、狂気の姿へと変貌し。
「……さあ、次は誰が新しい衣服を見せてくれるのですか?」
 なんと、変身と同時に身の丈が2倍まで巨大化し、自身を覆っていた猛毒の服を内から破り捨ててしまった。
「ちょっと! 折角の傑作を破るなんて、なにするのよ!」 
「こうなったら、もっと凄い拷問服を作るわよ! 大きくなったところで、私達ならどんなサイズの服だって作れるわ!」
 自慢の服に散々な評価を下され、果てはビリビリに破られたことで、フェイル達はムキになって次々と新しい服を繰り出してきた。もっとも、それらも全て辛辣な評価が下されては、リドルの巨大化によって破られて行くのだが。
「次。次。次。次……」
 一着の採点に要する時間は10秒足らず。どれだけ衣服を作ったところで最後は破り捨てられ、その度にリドルは巨大化して行く。しかも、変身の度に負傷も回復してしまうので、どんな拷問服を作ったところで無意味である。
「はぁ……はぁ……。も、もう、次のネタが……」
「それに、さすがに大きくなられ過ぎたわ……。こんな巨人の服……そう簡単に作るだけの材料が……」
 気がつくと、フェイル達は衣服を作るための素材さえ使い尽くし、もはや何もできなくなっていた。そんな彼女達のことを、フェイルは巨体を活かして情け容赦無く踏み潰す。相手の策に乗ったのは、全てこの時のための布石。最初から最後まで、フェイル達はリドルの手の内で踊らされていたに過ぎなかったのである。
「残念ですが、これで終わりですね。ファッションショーも、ここまでです」
「え……? きゃぁぁぁぁ! そ、そんなぁぁぁぁっ!!」
 哀れ、見上げる程の巨体と化したリドルの足によって、フェイル達は纏めて踏み潰されてしまった。やがて、ユーベルコードを解除したリドルが元の姿に戻って周囲を見回せば、そこに転がっているのはペチャンコにされたフェイル達の亡骸ばかり。
「どうやら、ショーも予定通りに終わったようですね。安物衣服の布地と同じくペラペラになれたのです。彼女達も幸せでしょう」
 襟元を正しながら、物言わぬ塊と化したフェイル達に告げるリドル。氷の国のファッションショーは、最後の最後まで参加者に対して辛辣だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

木霊・ウタ
心情
アリスがオウガに、か
自分の扉を見つけられなかったんだな
可哀想に

もう元いた世界へ帰してやれないけど
せめて海へ送るぜ

戦闘
ワイルドウィンドを演奏
大音量で無邪気なお願いなんてかき消す

これは四天王のテーマ曲だ
俺たち四天王の力を見せてやろうぜ

ジャムセッション風に即興で爪弾けば
ノってきた四天王たちが
パワーアップ

🐻‍❄️は刃を物ともせずビリビリに破く
(そもそも着れないかも…
⛄️は刺さっても関係なかったり
呪いなんか🦢の美しさや🐧の可愛さが
なんやかんやで跳ね返す
旋律には破魔や浄化の力を込めてるしな

どうやら俺たち四天王を更に輝かせる服は
持ってなかったようだぜ

そのままテーマ曲に乗って
🐻‍❄️⛄️🦢🐧の連携攻撃で倒していく

俺は演奏してるだけ
高みの見物ってワルだろ?

戦闘後も演奏を続けて鎮魂とする
安らかにな



●悪者って難しい
 とにかく悪っぽく、しかも大物ぶって敵を倒す。木霊・ウタ(地獄が歌うは希望・f03893)にとって、これはなかなかどうして難しいものだった。
 彼は、いつどんな時であっても、敵への哀れみを忘れない人間だ。しかし、今回に限っては、そんな態度を欠片も表へ出してはならない。少しでも憐憫の情など見せようものなら、それだけ悪の四天王らしさが減ってしまう。結果としてアイスエイジクイーンの生成できるインクも減ってしまい、彼女の帰還に貢献できなくなってしまう。
(「アリスがオウガに、か……。自分の扉を見つけられなかったんだな。可哀想に」)
 帰還に失敗してオブリビオンと成り果てた『コーディネイター』フェイル達に哀れみこそ覚えれど、ウタはそれを口には出さなかった。
「よし、次はあいつらだ!」
「ニッシシシシwww あのザコ達も、ボッコボコにしちゃうよぉ!」
 雪だるまとペンギンが氷上を滑りながら先陣を切って突っ込み、それに白熊と白鳥も続く。そんな彼らを鼓舞するべく、ウタもまた即興で曲を奏でて行くが……問題なのは、奏でる曲のジャンルである。
 いつものように爽やかな曲では、四天王らしさが生まれない。ジャムセッションといえばジャズやロックが定番だが、ジャズは駄目だ。渋くてカッコいいだけで、悪の要素が足りな過ぎる。
 では、ロックはどうだろうか。これは反骨精神の象徴でもあるので、そこそこ響いたようだった。できれば悪魔系バンドのデスメタルみたいな曲の方が効果は抜群だったかもしれないが、白塗りメイクのモヒカンになる用意はしていなかったので仕方がない。
「これは四天王のテーマ曲だ! 俺たち四天王の力を見せてやろうぜ!」
 所謂、処刑用テーマソングだとウタが叫べば、四天王達は曲に合わせて好き勝手に暴れ始める。フェイル達が何かをお願いしようにも、その声はウタの曲にかき消され、そもそもお願いが成功しない。
「フンガァァァァ! こんな服、破り捨ててくれるわぁぁぁぁ!!」
「ホント、センスの欠片もないわねぇ。それと、お願いしたけりゃ、這いつくばって土下座してみせるんだよ!」
 白熊が服を破り捨て、白鳥がフェイルの頭を突付きながら土下座を迫る。どう考えてもこちらの方が悪役にしか見えないのだが、むしろ今回はそれが必要だ。碌な攻撃ができないフェイル達を雪だるまが押し潰し、逃げる者はペンギンが滑って頭突きを食らわせて行く。そんな中、ウタはひたすら曲を奏でながら高みの見物と洒落込んでいたが……できれば、この辺りで四天王らしい台詞のひとつでも欲しいところだった。
(「う〜ん……悪っぽい台詞か。正直、あんまり思いつかないな……」)
 だが、感情こそ表に出していないものの、これという台詞が思い浮かばないのも事実。本当なら高笑いしながら『雑魚どもがぁ! 怯えろぉ!』とか『フフフ……全て作戦通りだ!』みたいな台詞でも叫べればよかったのだが、やはり自分のキャラクターと相反する存在を即興で演じようとすれば、何かのきっかけで盛大にボロを出さないとも限らない。
 結局、あれこれ悩んでいても仕方がないので、ウタは演奏に専念することにした。やはり、卑怯な手段や相手を見下すような行為、あるいはサイコパスみたいな台詞を叫ぶのはどうにも好きになれない。
 やがて、ノリノリの四天王がフェイル達を全て叩きのめしたところで、ウタは心の中で彼女達の魂の安寧を祈りながらも、言葉を歌にすることは敢えてせず。
(「ごめんな……今の俺は、言葉をかけてやることもできない。だから、この曲を鎮魂の代わりにしてくれ……安らかにな」)
 最後の最後まで自分を偽らねばならないというのも、なかなか苦しい戦いである。悪くてカッコいい悪の美学。それは一見して安っぽいようで、なかなかどうして奥が深いものなのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

マグラ・ユメノミヤ(サポート)
「木戸銭は結構――貴方がたの苦痛と骸さえ頂ければ、十分ですから」
◆口調
・一人称は私、二人称は貴方。持って回ったような物言いで、敵にさえ敬語を用いるものの内容は悪辣
◆癖・習性
・コワモテに反してぬいぐるみや人形を好む
・苦痛を受ける度に気分が高まる性癖
◆行動傾向
・妻と部下をオブリビオンに殺された経験から生命の埒外に到達した悲しみの猟兵。胸中に渦巻くのは、復讐心と愛する者を護れなかった罪悪感……
・見えざる魔力のからくり糸で、凶器を仕込んだ球体関節人形を自在に操ってあらゆる試練に挑む。ダークセイヴァーを出自とするだけあって、そのスタイルは冷徹で老獪
・死霊術士であることから、魔導にもいちおう通暁している


中村・裕美(サポート)
副人格のシルヴァーナで行動します
『貴方はどんな血を流すのかしら』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)

裕美のもう一つの人格で近接戦闘特化。お嬢様口調だけどアグレッシブで享楽的
戦闘では【残像】が残るような優雅ステップで敵に近づき、惨殺ナイフによる【切断】
槍を使うことがあれば、相手を【串刺し】にします
その他使えそうな技能があれば適宜使用する感じで
【瞬きの殺人鬼】使用後の昏睡状態はもう一つの人格に切り替えカバー
電脳魔術が使えないので裕美の能力が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します

あと、虫が苦手



●こいつら、イカれてやがる!
 悪魔インクを効率よく得るために、より強大な悪を演じて戦うことを余儀なくされた猟兵達。
 だが、実際に悪に扮して戦うというのは、想像していた以上に大変だった。なにしろ、猟兵というのは本来であれば、義憤により立ち上がり人々のために戦うといった者が大半だ。稀に、個人的な感情でオブリビオンをブチ殺すことを堪能している者もいるが、そういった者が全てではない。
 一般的には正義の味方。そんな猟兵達にとって、悪の真似事をするというのは、生理的に受け付けない者もいるだろう。なにしろ、やるなら徹底的に演じなければならないため、場合によっては敵に対する誹謗中傷や罵詈雑言も叫ばねばならない。爽やかスマイルや戦いの中に見せる優しさなどは以ての外! 求められるのは狂った笑顔に、優しさと見せかけ相手を嵌める狡猾さ。
 なかなかどうして、要求されているハードルが高かった。だが、このままでは敵を全滅させることは可能でも、悪魔インクが不足してしまう。そういうわけで、グリモア猟兵から援軍が送り込まれたのだが……求められている事が事だけに、援軍もまた悪魔も震え上がらせるような者達であった。
「うふふ……あなたはどんな血を流してくれるのかしら?」
 中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)もとい、彼女の副人格であるシルヴァーナが、ナイフを片手に薄笑いを浮かべている。はっきりいって、戦闘における彼女は狂人だ。台詞もなんだか悪っぽいし、これはもしかしなくても最初から良い感じなのでは?
「助っ人ですかな? まあ、私は貴方がたの苦痛と骸さえ頂ければ、それで十分ですけどねぇ……」
 そして、もう一人の助っ人であるマグラ・ユメノミヤ(堂巡魔眩の人形師・f35119)もまた、冷めた表情で『コーディネイター』フェイル達を見つめている。彼は人形遣いなのだが、その腕に抱かれた人形は妙に肌や髪の毛の質感が生々しく、まるで生きているかのようである。
 そんな人形を、コワモテの年老いた紳士が抱いているのだ。なんともミスマッチな光景だが、しかし誰も笑おうとはしない。笑ってネタにできるような何かではないと、本能がフェイル達の身体に警鐘を鳴らしているのである。
「それでは、お先に行かせていただきますわね」
 そう言うが早いか、先に動いたのはシルヴァーナだった。フェイル達は慌てて衣服を作り出そうとするが、それよりもシルヴァーナの方が速い。彼女は残像を残すかの如きスピードで接近すると、そのまま片手に握った槍を、情け容赦なくフェイルの身体に叩き込み。
「……がはっ! こ、こいつ……」
 いきなり胸元を貫かれて吐血したフェイルだったが、それでシルヴァーナの攻撃が終わったわけではなかった。彼女はフェイルの胸や口元から流れる血を見て嬉しそうに表情を歪め、続け様にドラゴンを召喚してきたのである。
「炎のドレス? そんなもの、あなた方にこそお似合いですわ!」
 召喚されたドラゴンがフェイル達を炎のブレスで焼き払い、彼女達の全身が焔に包まれた。衣服を創造しようにも、これでは布地が燃えてしまう。慌てて耐火服や水の衣などを創造するフェイル達だったが、そんな彼女達に今度はマグラが死角から回り込んでいた。
「おやおや、戦闘中によそ見ですかな?」
「……っ! い、いつの間に!?」
 音もなく近づいたマグラが球体関節人形を操り、その人形から繰り出される様々な処刑器具がフェイル達に襲いかかる。中でも凶悪なのは、内部空洞に存在する無数の針山だ。これらが命中したが最後、針は絶対に抜けなくなり、密着された球体関節人形による解体ショーが始まるのである。
「人はみな『棘』を持つ――多く、するどく、死に至らしめるまでに――自らの内側に備え、そして己を傷つけるように……」
 人形の棘が刺さったフェイルに、マグラは執拗に攻撃を加えた。鋏が髪を切り、ノコギリが腕を切断し、針やナイフが全身のあちこちに突き刺さる。その一方で、シルヴァーナも火傷を負ったフェイルに馬乗りになると、そのまま手にしたナイフで滅多刺し!
「アハハハハ! 真っ赤なドレスを着せてさしあげますわ!」
 それはもはや、一方的な殺戮だった。さすがのアイスエイジクイーン四天王(仮)も完全に毒気に当てられてしまい、傍観することしかできないようだ。
「うわぁ……。あの人達が敵じゃなくてよかったかも……」
「うむ。我々も、まだまだ未熟だったようだな」
 ドン引きするペンギンに、何故か己を戒め始める白熊。やがて、全てのフェイルが倒されたところで、シルヴァーナとマグラはグリモアベースに帰還した。後に残されたのは、鮮血で真っ赤に染められた雪原。そして、残虐ファイトによって大量に噴出した、アイスエイジクイーンの悪魔インクだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『王牙合体ブレイメン4』

POW   :    王牙剣ブレイ討ち
【手にした大剣(王牙剣)による必殺の一太刀】が命中した対象を切断する。
SPD   :    ブレイオルグス・フォーメーション
【鶏オウガ、犬オウガ、猫オウガ、ロバオウガ】【の4体に分離し、それぞれ破壊音波、噛付き】【、爪で切り裂き、踏みつけによる連携攻撃】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    ブレイブラスター
【胸部の発光部分】を向けた対象に、【そこから放射される破壊光線】でダメージを与える。命中率が高い。

イラスト:V-7

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアリルティリア・アリルアノンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●激突! 合体オウガVS合体四天王!?
 オウガの尖兵たる『コーディネイター』フェイル達は、なんやかんやで全て撃退されていた。
 だが、これで戦いが終わったわけではない。彼女達を送り込んで来たオウガの親玉が、ついに氷の国へ乗り込んできたのだ。
「な~んだ、あいつら全然使えない連中だったにゃ」
「コケケケケ! 所詮、あんな雑魚は使い捨て。我らが本命であることを思い知らせてあげましょう!」
 最初に現れたのは、やたらメカニカルな感じの猫と鶏。天敵同士な気もするが、どうやらこいつら仲間らしい。
「ま~あ、ぼ~く達の出番がな~くならなかっただけ、よ~かったと思わな~いとねぇ……」
 大きな欠伸をしながら、今度はメカニカルなロバが現れた。そして、そのロバの上に乗っているのは、これまたメカニカルな感じの犬だった。
「気を抜くんじゃないワン! 行くぞ、お前達! 王牙合体だワン!」
 そう、犬が叫ぶと同時に、今まで好き勝手に叫んでいた他の連中も一斉に真剣な表情となる。彼らは同時に空高く舞い上がると、なんと身体を複雑に変形させながら、トーテムポールのように重なって行くではないか!
「はぁ!? ちょっと、なによあれ!」
「なんだい、あいつら……。あんなの、聞いてないよ!」
 アイスエイジクイーン四天王(仮)のペンギンや白鳥も、これには唖然とするばかり。そうこうしている内に、メカニカルな動物オウガは合体を完了し、一体の巨大ロボが完成していた。
「完成! 王牙合体、ブレイメン4!」
 両腕を高々と掲げ、氷の大地に舞い降りるロボ。もはや、キャラクターとしては完全にアイスエイジクイーン四天王(仮)を食っている。正義の味方? それとも悪の合体ロボ? どちらにせよ、このままでは四天王としてのお株を完全に奪われ、悪魔インクの生成に支障をきたしてしまうだろう。
「むぅ……さすがに、あの巨体を相手にするのは少々骨が折れるな」
 難しい表情のまま、白熊は腕組み状態で動かない。彼の怪力を以てしても、あのロボとの体格差はどうにもならないと……そう、思われたのだが、しかし雪だるまだけは諦めてはおらず。
「何を怖気づいている、貴様達! あちらが合体なら、こちらは融合だ!」
 なんと、雪だるまは巨大な口を開けると、まるで掃除機のように残りの三人を吸い込み始めた。いきなり味方から攻撃されて驚く三人だったが、雪だるまの吸引力は凄まじく、瞬く間に彼らを体内に吸い込んでしまった。
「フハハハハ! 貴様達の力、この俺様がもらうぞぉ!」
 他の三人を取り込んだところで、雪だるまの身体にも変化が現れる。なんと、背中からは白鳥の翼が生え、身体からは白熊の手足とペンギンの嘴が生えたではないか!
 なお、実際は仲間達を体内に収納することで安全を確保しつつ、仲間達の身体の部位を雪と氷で再現しているだけなのだが、それはそれ。ブラフでもなんでも、とりあえず悪に見えればそれでいいのだ。
「ふっふっふ……勝利のためであれば、仲間さえも飲み込んでパワーアップする! それこそが、悪の四天王なのだ!」
 ドヤ顔で決める雪だるま。いや、もはやその姿は雪の合体怪獣と呼ぶに相応しい。スノーマン改め、スノーモンスターとなった雪だるまは、雪原の上でブレイメン4と睨み合う!
 悪のロボットVS合体大怪獣。一転してB級SF映画のような展開になってきたが、これに負けない悪さをアピールしつつ、ブレイメン4を倒さねばならない。アイスエイジクイーンが少しでも多く悪魔インクを手に入れられるよう、もうひと頑張りだ!
エドゥアルト・ルーデル(サポート)
『ヒャッハー!頭ねじ切ってオモチャにしてやるでござる!!』

口調:拙者、名字+氏、~でござる、~ですぞ
属性:混沌・悪

弱きを困惑させ強きを嫌がらせの果に弄り倒す正義なんてどこ吹く風なゴーイング・マイ・ヒャッハー系

シリアスな空気だと破壊するか自分が爆発する
可愛い女の子を見れば興奮する変態
エンジョイ&エキサイティングをモットーに好きなように生きて好きなように死ぬギャグキャラ
オタクらしく戦闘中でも状況に有ったセリフやパロ技を適当にぶっ込みながら戦う様はイカレポンチすぎて敵味方問わず困惑と驚愕させることに定評がある
公言しないが空軍のパイロット


印旛院・ラビニア(サポート)
・境遇的なものもあり、思考や嗜好は成人男性のものです(恥ずかしいので自分からは喋らない)
・基本的にはヘタレで気弱、強者にビビるし弱者に慎重な面もありますが、物事がうまくいったり周りに煽てられるとイキって墓穴を掘ることもあります
・なんだかんだで人がいい
・やり込みゲーマーで現状を学ぶ【学習力】と自分のプレイに【チューニング】できる応用力が武器
・キャバリア・劫禍との関係はUCの秘密設定あたりで察してください

 UCは活性化した物をどれでも使用し、例え依頼のためでも、公序良俗に反する行動はしません。えっちな展開はコメディ目であれば許容
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


大豪傑・麗刃(サポート)
一人称『わたし』『麗ちゃん』

どんなシリアスでも一度はネタをやりたいのだ!ダジャレ、奇怪な言動、一発ギャグ、パロ、メタ等何でもよい。状況が悪化する行為はやらない(変態的衝動時等必要な場合を除く)
超シリアスのためギャグ絶対ダメというならシリアスオンリーもできなくはないがその時は頭痛が痛くなるのだ(強調表現としての二重表現肯定派)

一応根は武人なので強敵相手の戦いには心昂る一面もある。ユーベルコードによってはそうならない場合もあるが。

ユーベルコードが
近接系:何も考えず正面から真っ向勝負挑む
遠距離系:射程距離ギリギリから一方的に攻撃狙い
ギャグ系:お手数かけますがなんとかお願いします!
それ以外:まー適当に



●混沌最終バトル!
 雪上で、激しく激突する巨大怪獣と巨大ロボ。だが、スノーモンスターの巨体を以てしても、王牙合体ブレイメン4を止めるのは一筋縄では行かない。悪者らしいバトルなんぞ、どこへやら。互いに全力でぶつかり合う真剣勝負となってしまい、このままでは四天王ごっこをしている場合ではない。
 だが、あまりに正義の味方っぽいムーブをしてしまえば、そこで悪魔インクの抽出には失敗してしまう。戦力的にもやや不利なので、ここは致し方あるまい。四天王試験が猟兵に限り顔パス化している状況を利用して、いかにも悪っぽい増援を送り込んでやれ。
「フハハハハ! 我こそは四天王最強の増援にして最強のマシン! ラビ子よ、あの連中を闇の業火に包んで眠らせてやろうぞ!」
 そういうわけで、戦場に乱入してきたのはオブリビオンマシン『|劫禍《ごうか》』に乗った印旛院・ラビニア
(エタらない人(仮)・f42058)であった。もっとも、やる気満々なのは|劫禍《ごうか》だけで、ラビニアはどうにも恥ずかしさに耐えるだけで精一杯の様子だったが。
「馬鹿! 止めろ! 前口上を言うにしても、もっとマシな台詞があるはずだろ!?」
 厨二病全開な|劫禍《ごうか》の口上に、ラビニアはできればさっさと終わらせて帰りたいとさえ思っていた。確かに、見た目だけなら|劫禍《ごうか》は悪のマシンなのだが、このままでは完全に出落ちで終わりそうな不安がある。
「なんか、いかにも悪そうなやつが出てきたワン!」
「コケケケケ! あんなもの、見掛け倒しだって教えてやりましょう!」
 合体しても個々の意識は統御できていないのか、ブレイメン4は各々のパーツが好き勝手に叫んでいる。だが、それでも油断はしていないようで、いきなり手にした大剣をラビニア達目掛けて振り下ろして来た……のだが。
「……ひゅでぶっ!!」
 なんと、代わりに真っ二つにされたのは、いきなり飛び出してきた大豪傑・麗刃(26歳児・f01156)だった。どう考えても、普通であれば即死だ。しかし、何故か彼は死んではおらず、真っ二つにされても生きていた。
「まったく……きみたちには人としての心がないのかね!」
 二つに裂けた身体を自分で貼り合わせながら、麗刃はいきなり説教モード。いや、その前に、どんな手品使ったらそんな芸当できるのかと思いたくなるが、彼はネタに生きる存在。ネタのために身体を張れば、時にカートゥーンの世界を現実にしてしまう程に、常識を無視した身体能力を得ることも可能なのである。
「あ〜れ、ま〜あ。あ〜れで死〜なないなんて、化〜け物なのか〜い?」
「冗談じゃないにゃ! こんなの反則だにゃ!」
 思わずロバや猫が突っ込んで来たが、そんなことは知ったことか! 敵が巨大ロボ? それがどうした! そんなもの、拳だけで解体してやるとばかりに、麗刃は真正面から突っ込んで行く。
「こ、こいつ……! こっちに来るなワン!」
 麗刃の存在に危険なものを感じたブレイメン4は、彼を巨大な足で踏み潰そうとするが、それでも麗刃は全く動じない。ぺしゃんこにされようと、なんだろうと、即座に身体を引き伸ばして元通り! 全てをネタだと思っていれば、それだけ身体も強くなるのだから当然だ。
「ぐぬぬ……なんてやつ!!」
 思わず焦りを感じたブレイメン4だったが、彼らの困惑はそれだけでは終わらない。なんと、今度はどこからともなく爆弾が落下してきたかと思うと、敵も味方も関係なしに無差別攻撃が開始された。
「ヒャッハー! 爆撃でござるー!」
 無差別攻撃の犯人は、他でもないエドゥアルト・ルーデル(黒髭・f10354)だった。彼もまた猟兵ではあるが、その属性は混沌にして悪である。つまり、今回の戦いにはうってつけの存在であり、現に彼は味方の被弾など気にもしていない。
「うわ! ちょっと待ってよ! こっちまで攻撃するとか正気!?」
 唯一の常識人であるラビニアが慌てて抗議するも、エドゥアルトは全く聞いておらず、ひたすら攻撃を繰り返すだけ。そして、それらの巻き添えを食らって真っ黒焦げになりながらも、麗刃は豪快に笑っているだけ!
 それは、いうなればカオスの権化だった。ネタを優先して自らの身を顧みない者、敵味方問わず爆撃する者、そして自らの自己顕示欲を満たすために厨二病な台詞を吐いて暴れる者。常任には理解できない世界が繰り広げられ、それらはメルヘンチックな世界の全てをブチ壊し、ひたすら露悪的な何かで染めて行く。
「フハハハハ! リア充であってもなくても、全て吹っ飛ばしてやるでござるよ〜!」
 その後も続く、エドゥアルトによる無差別攻撃。やがて、あまりに暴れすぎたのか、とうとう氷が割れてしまった。敵も味方も関係なく、酷寒の湖にブチ込まれる悲劇! キャバリアのコクピットにいたラビニアは無事だったが、しかし氷水にブチ込まれた|劫禍《ごうか》は溜まったものではない。
「ぬぉぉぉぉぉ! 冷たい! そして寒い! ラビ子よ、その温もりで我を温めてくれぇ!」
「だから、毎回毎回、そういうキモいこと言うなって!」
 お約束の喧嘩が始まったが、それさえも様式美である。幸い、敵も足場を取られて動けないようだし、ここは攻撃のチャンスだろう。
「召喚! 神滅の戦乙女・ジークヒルデ!」
 自分が動けなくとも攻撃手段はあるとばかりに、ラビニアは戦乙女を盛大に召喚! そして、彼女の持つ剣が振り下ろされると同時に、放たれるのは強烈な光!
「行け、ヴァルグラム・ノヴァ!!」
 ハチャメチャに掻き乱された戦場を神殺しの光線が駆け抜け、ブレイメン4に痛烈なダメージを与えたのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

リドル・エニグマ
判定:SPD
「ほぅ……合体ですか……ならばこちらも!」
前回の『コーディネーター』フェイル戦で何度もUCを使用し巨大化していたリドル
巨大化した自身と悪の四天王、それとその場にいる猟兵達に【悪のカリスマ】【通常攻撃無効】【残虐ファイト】の複合バフ「ファナティック・オーラ」を施し、自身の身体の周りに「H・O クロックコフィン」の棺型大楯による足場を形成していく
さらに王牙合体ブレイメン4の行動を妨害するようにUCによって生成された触手柱を四肢に放つ
「我が名はアイスエイジクイーンの(自称)参謀、リドル・エニグマ以後お見知りおきを……」
分離したオウガたちを捕まえながらそう宣言します。


家綿・衣更着
「向こうがロボならこちらもロボで対抗っす!」

化術で迷彩しつつ綿ストールを糸にし糸電話の要領で雪だるまさんに作戦伝達
収納鏡(フレーバー)からクロムキャバリア「テングリーフ・ホワイト」展開、敵が分離した瞬間を狙い、味方四天王を巻き込まないよう下がってもらいながらアンブッシュUC『流星突撃槍』
「敵前にて分離なんて隙をさらすのがいけないんすよ?」

突撃時の衝撃波でオウガをばらばらに吹っ飛ばすことで合体出来ないようにしつつ、妖怪煙を散布して化術で幻影を見せることでオウガの再合流を防いだり味方への攻撃を逸らし、味方四天王と連携して各個撃破を狙うっす
「流星突撃槍!一匹だけ残すように吹っ飛ばして叩くっすよ!」



●約束違反こそ至高の悪!
 突然の乱入者により、早くも戦場は壊滅的な被害を被っていた。このまま行けば、とりあえずブレイメン4には勝てそうである。後は、どれだけ効率よく悪魔インクを絞るかということなのだが……そのためには、とにかく悪い戦い方をしなければならないので、少しばかり工夫が必要だ。
 敵は正義の味方……っぽい姿をした合体ロボ。ならば、こちらはとことん悪に走ってやろうと、リドル・エニグマ(覆面GM・f42759)と家綿・衣更着(綿狸忍者・f28451)の二人は遠間から様子を伺っていた。
「ほぅ……合体ですか……ならばこちらも!」
「向こうがロボならこちらもロボで対抗っす!」
 まずはリドルが悪のオーラを解き放ち、続けて衣更着がブレイメン4に対抗するためのキャバリアを呼び出す。だが、二人はまだ攻撃には参加しない。スノーモンスターと化した雪だるまが戦いを続ける中、仕掛ける機会を伺っているのだ。
「ぬぅぅぅぅ……なかなかやるな!」
 力では互角なのか、互いに拮抗したまま動かない。だが、雪だるま達のような融合ではなく、あくまで合体でしかないブレイメン4には、それを活かした奇策があった。
「フフフ……我々の切り札が、合体だけと思ったら大間違いだワン!」
 そう言うが早いか、なんとブレイメン4は合体を解除して分離し、各々のマシンが四方八方からスノーモンスターを攻撃し始めたではないか!
「見たかにゃ! これがブレイオルグス・フォーメーションだにゃ!」
「コケケケケ! 小回りの効かないその図体じゃ、こっちを捕まえられないだろ?」
 破壊音波に噛付き、切り裂き、そして踏みつけによる連携攻撃で、バラバラになったブレイメン4はスノーモンスターに反撃の機会を与えない。しかも、こいつらの連続攻撃は、全てヒットさせると相手のユーベルコードを封印してしまう効果がある。
「……ぬぅっ! し、しまった!!」
 ユーベルコードを封印されたことで四天王の融合が解け、彼らは元の姿に戻ってしまった。この状態では、ブレイメン4に勝つのは極めて難しいだろう。そんな彼らに止めを指すべく、ブレイメン4は再び合体しようと集まって行が……それこそが、リドルと衣更着が狙っていたチャンスだった。
「流星の化身『天狗』の力を借りて……流星のごときランスチャージっす!」
 なんと、合体に割り込む形で衣更着のキャバリアが槍を構えて突撃して来たのである。咄嗟のことに対応できず、今度はブレイメン4がバラバラになる番だ。しかも、彼らの攻撃はそれだけでは終わらず、今度はリドルがなにやら不気味な呪文を唱え始め。
「Tentacle Imprisonment you……」
 彼の詠唱と共に現れたのは触手の柱。そこから伸びた触手がブレイメン4の各機を捕獲。完全に動きを封じてしまい、もはや合体どころではない状態に!
「こ、こんなの卑怯だワン! 合体中に攻撃しちゃいけないんだワン!」
「お約束違反だにゃ! こんなの、話が違うにゃ!」
 犬やら猫やらが盛大に抗議してくるが、知ったことか。だって、こっちは悪の四天王なのだから。悪なら悪らしく、悪い手段で攻撃する。ヒーローのお約束なんぞ破ってなんぼ。分離合体ロボなんぞ、リアルに考えればナンセンスの塊でしかないのだから。
「何を言っているんっすか? 敵前にて分離なんて隙をさらすのがいけないんすよ?」
 案の定、衣更着はブレイメン4の上げた抗議の声をサラっと流した。今、この場においては、必ずしも正々堂々と戦う必要はない。むしろ、悪い雰囲気を出せるだけ出した方が、悪魔インクの生成も捗るのだ。
「コケェェェェ!! さっさと放しやがれぇぇぇぇ!!」
 触手から逃れようとニワトリが暴れるも、やはり分離状態では個々の力が弱いのか、リドルの呼び出した触手柱からは逃げられなかった。そんな様子を横目に、棺型大楯を足場にしつつ、リドルは氷の割れた湖の上を進んで行く。
「我が名はアイスエイジクイーンの(自称)参謀、リドル・エニグマ以後お見知りおきを……」
 自分の作戦が全て上手く行った段階で、余裕を持って姿を現す。これぞ、参謀キャラの条件というものだ。敵がこちらの作戦を理解した時は、既に術中に嵌まった後。いくら抵抗しようと関係ない。もはやチェックメイトは成ったも同然であり、だからこそ参謀は姿を見せるのだ。
「それじゃ、後は各個撃破するだけっすね」
 もはや勝負あったと、衣更着は幻視の効果がある煙を散布した。逃れる術のないブレイメン4の面々は煙を盛大に吸い込んでしまい、それぞれ見たくない現実を見せられる。
「コケェェェェ! やめてぇぇぇぇ! フライドチキンにしないでぇぇぇぇ!!」
「あっち行くにゃ! 猫鍋なんて、上手くないにゃ!」
「ロ〜バまで食料にし〜ようとか、ちょ〜っと野蛮じゃな〜いかな〜?」
「……っていうか、俺も食うのかワン!? 赤犬美味そうとか冗談じゃないワン!」
 幻覚効果によって、ブレイメン4の面々は自らを調理しようと迫る悪魔シェフの幻影を見ているようだった。何はともあれ、これで後は盛大に攻撃し放題。煙が晴れたところで、今までのお礼参りとばかりに、アイスエイジクイーンの四天王(仮)が突撃して行く。
「ふんぬぅぅぅぅ! 粉砕だぁぁぁぁぁ!」
「あはははは! 随分と情けない格好になったんじゃないかい?」
「ぜ〜んぶ壊しちゃっていいんだよね♪ ニッシシシシ……」
 白熊が鉄拳をぶち込み、白鳥が煽り、ペンギンが死体蹴りを食らわせて行く。そして、息も絶え絶えになったところへ衣更着が槍で突撃し、吹っ飛ばされた者は雪だるまが丁寧に巨体を生かして踏み潰して行く。
 そして、ブレイメン4にとって悲劇だったのは、雪だるまだけでなくリドルもまた巨体だったことだ。先の戦いでかなりの巨大化を果たしていたので、それこそ今のリドルであれば、分離状態のブレイメン4を踏みつけるなど容易なこと。
「「「「ぎぇぇぇぇぇ! 助けてぇぇぇぇぇ!!」」」」
 最後は散々に命乞いをしながら、ブレイメン4は消滅した。その様を眺めるリドルも、どこか満足気な様子である。彼は殆ど自らの身体を動かしていないが、それはそれ。そもそも軍師とか参謀という者は、頭を使ってなんぼなので。
「ふぅ……皆さん、ありがとうございました」
「お陰で助かっちゃった! これで女王様も、たくさん悪魔インクが絞れたんじゃないかな?」 
 やがて、完全に戦いが終わったところで、アイスエイジクイーン四天王(仮)の面々もまた、いつもの愉快な仲間の表情に戻っていた。戦闘中は敢えて悪辣な演技をしていたが、彼らも本来であれば温厚で誠実な者たちなのだ。
「ふむ……多少のイレギュラーもありましたが、ほぼ計算通りでしたね」
「いやぁ……それにしても、悪役を演じるっていうのも、意外と大変っすね」
 リドルの様子は全く変わらなかったが、一方で衣更着は愉快な仲間達と一緒に軽い溜息を吐いていた。なお、彼らの活躍によりアイスエイジクイーンは相当な量の悪魔インクを手に入れられたので、契約書の制作が大幅に捗ったのは幸いであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年11月08日


挿絵イラスト