闇の救済者戦争⑪〜グラディウスの定義
「皆、遂に新たな戦場が開けたぞ!|戦場名《コードネーム》はグラディウス・アリーナ……そこでは魂人の奴隷を用いて殺し合わせたり凶悪な魔獣を戦わせる残虐な興行は勿論、時には「何らかの罪を犯した闇の種族」を痛めつけ、発狂に追い込んで下層へ放逐する……と言った事にも使われていたようだ」
そう言いながらブリュンヒルデ・ブラウアメル(蒼翼羽剣ブラウグラムの元首たる終焉破壊の騎士・f38903)は『闇の救済者戦争』における戦線基地『影の城』の中で新たに進行出来る戦場について語っていく。
「今回猟兵が『グラディウス・アリーナ』に立つと、遥か下に広がる剣の草原から「|一振りの短剣《グラディウス》」が飛来し、アリーナに立つ猟兵の手に収まるだろう」
要は、この「|一振りの短剣《グラディウス》」のみを用いて戦うことが闘技のルールになっているようだ。
但し『「|一振りの短剣《グラディウス》」のみを用いて戦う』の解釈はかなり緩く、属性魔法系ユーベルコードであれば起こした現象をそのまま敵オブリビオンに叩き付けるのは禁止であるが、「|一振りの短剣《グラディウス》」の刀身に属性エネルギーを付与して切り付ける、というのはOKとの事だ。
要は、ルールの隙間や解釈を狙って立ち回るのが今回の依頼の要となる事だろう。
「我も邪悪な『|悲劇の終焉《エンディング》』を齎そうとする相手に制限付きで戦った事はしばしばだ。だが、同胞である我らが『六番目の猟兵』も、この位のハンデは平気であろう?」
そう言って、無邪気で凛とした笑顔を浮かべながらブリュンヒルデは猟兵を『グラディウス・アリーナ』へと転移させる――。
黒代朝希
新しい戦場ですね。
それでは参りましょう。
プレイングボーナス:飛来した|短剣《グラディウス》を用いて戦う。
に加えて、
プレイングボーナス:『「|一振りの短剣《グラディウス》」のみを用いて戦う』の解釈を上手く有利になる様に満たしてユーベルコード等を使い戦う。
が存在します。
それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしています。
第1章 ボス戦
『憤怒のドッペルゲンガー』
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POW : 憤慨黒焔斬
【怒りに任せた岩石をも砕く一撃】が命中した対象を燃やす。放たれた【禍々しく燃える憤怒の黒】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD : 煉獄憤焔波動
【黒焔の翼から憤怒の炎】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : 偽・黒焔纏
全身を【憤怒】に応じて大きく燃え上がる【憤怒の炎】で覆い、自身が敵から受けた【負傷】と【怒り】に比例した戦闘力増強と、生命力吸収能力を得る。
イラスト:サカモトミツキ
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「龍ヶ崎・紅音」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
フォルク・リア
グラディウスを手に
「こう言う武器を扱うのは苦手なんだけどね。
それでも魔法を使っちゃいけないと言うんじゃないのは救いか。」
暫しの思案の後ディメンションカリバーを発動し
魔石をグラディウスに取り付ける。
敵と向かい合うと【残像】を発生させて敵を攪乱しながら
敵の攻撃を【見切り】回避していく。
その隙をつく様に大きく飛び退いて距離を取ると
グラディウスを振り抜いて距離を無視した斬撃で攻撃。
敵が憤怒の炎を纏ったらそれを避ける様に
一層大きく距離を取る事を心掛け
炎の範囲を見極めて今度は炎を切り裂く様に斬撃を放ち。
【2回攻撃】でその炎の合間を縫う様に本体に向けて攻撃する。
「この趣味の悪い闘技場はこれきりにしたいね。」
二條・心春
全く、罪深い場所ですね……。短剣はあまり使ったことないですが、ここを放っておくわけにはいきません。
UDCのみんなも武器は使えないし、【憑依召喚:蛇竜】でワームさんに力を借りて私が戦います。まずは強化した身体能力で攻撃を見極めましょう。激しい動きなので呪毒は大分効きそうですが、短剣に上手く付与できるかな……?
そういえば、硬い物を握り込んでパンチすると威力が上がると聞いたことがありますが、これは用いてることになるかも?スタングレネードで怯ませたら握り込んだ拳で呪毒をくらわせます。このユーベルコードは私も消耗しますし、残る炎も脅威ですが。あとは私か貴女……どちらが最後まで立っていられるか勝負です!
「こう言う武器を扱うのは苦手なんだけどね。それでも魔法を使っちゃいけないと言うんじゃないのは救いか」
「全く、罪深い場所ですね……短剣はあまり使ったことないですが、ここを放っておくわけにはいきません」
そう言って『憤怒のドッペルゲンガー』に対して|短剣《グラディウス》を構えて相対するのはフォルク・リア(黄泉への導・f05375)と二條・心春(UDC召喚士・f11004)。
二人ともどちらかというと術者系統の猟兵であるが、このアリーナのルールを以て参戦した所だ。
「広大なる大空の力を内包せし魔なる欠片。この手に宿りてその力を示し。聖も魔も、絹も鋼も等しく断ち切れ――」
暫しの思案の後、魔石をグラディウスに取り付けるフォルク。
敵である『憤怒のドッペルゲンガー』と向かい合うと残像を発生させて敵を攪乱し、振るわれるユーベルコード『偽・黒焔纏』による攻撃を見切って回避。
そのままフォルクは自身のユーベルコード『ディメンションカリバー』を発動――取り付けた『距離を無視し空間すら断つ斬撃を放つ魔石』を起動。
攻撃が空振りした隙をつく様に大きく飛び退いて距離を取り、フォルクはグラディウスを振り抜いて距離を無視した斬撃で攻撃していく。
「と、流石はヴァンパイア……一撃では仕留められないか」
しかし『憤怒のドッペルゲンガー』もさる者。
大量の出血を意に介さず、憤怒の炎を纏う。
同時に切り傷を触媒として戦闘力増強と、生命力吸収能力を発動していく――
「なら、ここは任せるよ」
「ええ、UDCのみんなも武器は使えないし、『|憑依召喚《ユナイティング》:|蛇竜《ワーム》』でワームさんに力を借りて私が戦います!」
心春は強化した身体能力で『憤怒のドッペルゲンガー』のユーベルコード『憤慨黒焔斬』による攻撃を見極め、怒りに任せた岩石をも砕く一撃とその着弾点から発生する禍々しく燃える憤怒の黒炎を回避。
「激しい動きなので呪毒は大分効きそうですが、短剣に上手く付与できるかな……?」
狙うは活性化した肉体を持つ敵に有効な毒攻撃。
ユーベルコードによって強靭な蛇竜型UDC霊の毒が|短剣《グラディウス》に付与され、そのまま刀身は紫色に染まる。
と同時、放たれるはスタングレネードによる閃光――
「そういえば、硬い物を握り込んでパンチすると威力が上がると聞いたことがありますが、これは用いてることになるかも?」
柄を握り込んだ拳――その強化された膂力を更に上げ、紫色の切っ先を『憤怒のドッペルゲンガー』に叩き込む――
「このユーベルコードは私も消耗しますし、残る炎も脅威ですが。あとは私か貴女……どちらが最後まで立っていられるか勝負です!」
「この趣味の悪い闘技場はこれきりにしたいね」
そうして入れ替わる様にフォルクと心春は『憤怒のドッペルゲンガー』相手に一対一の構図を崩さないまま連携し、次元切断と邪竜霊の毒を付与された|短剣《グラディウス》で戦っていくのであった――
大成功
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空桐・清導
POW
アドリブや連携も大歓迎だ
「『短剣を使う』を拡大解釈しろ、ね。
ふーむ…。…!良いこと考えた!」
なにやら思いついたのか、早速転送されていく
「さて、短剣を使えば何でも良いんだよな。
それなら、コイツでどうだ!」
UCを発動させて黄金のオーラを纏わせて
威力をドンドンと上昇させていく
更に空高く飛翔して構える
そのまま超スピードで接近して一閃し、
そのまま急上昇して回避
それを幾度となく繰り返す
怒りに任せた一撃は[気合い]で避ける
「超高速のヒットアンドアウェイ!
コイツが今回の戦い方だ!」
金色の閃光が戦場に描かれていく
「コイツでケリをつける!
超必殺!ラディカル・ライトスピード!」
最高速の一閃を全力で叩き込む!
「『短剣を使う』を拡大解釈しろ、ね。ふーむ……!良いこと考えた!」
何かを思いついたのか、空桐・清導(ブレイザイン・f28542)は早速転送されていく。
そうして『憤怒のドッペルゲンガー』と相対する『ブレイザイン』――彼はユーベルコード『スーパー・ジャスティス』を発動させて黄金のオーラを纏わせ、威力をドンドンと上昇させていく。
「短剣を使えば何でも良いんだよな。それなら、コイツでどうだ!」
更に空高く飛翔して構え、そのまま超スピードで接近して一閃。
反撃として放たれる『憤怒のドッペルゲンガー』のユーベルコード『憤慨黒焔斬』に対しては急上昇して回避していく。
「超高速のヒットアンドアウェイ!コイツが今回の戦い方だ!」
まるで黄金色の流星の如く、空桐は闇の世界を照らし出していく。
怒りに任せた『憤怒のドッペルゲンガー』の一撃は気合いで避け、金色の閃光を更に戦場に塗り重ねていく。
そのまま莫大な黄金閃光を|短剣《グラディウス》に付与し、凝縮。
疑似的な太陽を思わせるような輝きと|熱量《エネルギー》を有し、そのまま空桐は『憤怒のドッペルゲンガー』へとその眩い切っ先を向けて飛翔。
「コイツでケリをつける!――超必殺!ラディカル・ライトスピード!」
降り抜かれるは光輝の刃……『憤怒のドッペルゲンガー』が放つ黒き炎を切り裂き、そのままヴァンパイアの胸元へと輝く|短剣《グラディウス》は突き刺さる。
「お前は強かった……だから、ここで……!」
それは彼なりの慈悲なのか。
切っ先を介して、黄金色のエネルギーはヴァンパイアの内部へと注がれていくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
鍋島・小百合子
POW重視
一振りの短剣なれど勝手はわらわの守り刀たる小太刀と同じであろう
肥前が女武者の武技でお相手いたす
「来ぬか。なればこちらから仕掛けさせてしんぜよう」
飛来した短剣を主武器として用いて戦に臨む
普段使いの短刀は防御や刺突に用いる事が多かったが、短剣は斬りや叩きの方に向いておるようじゃ
なればなぎ払い等の薙刀で培った技も使えようぞ
残像を纏いての回避を意識して直撃を受け流しつつ、短剣による咄嗟の一撃を反撃(カウンター)として叩き込む
狙いによっては脚部中心の部位破壊を狙う
機を見てUC「災禍刺刀撃」発動
短剣を握り締め、駆け足で一気に距離を詰めての串刺しに処す(ダッシュ、貫通攻撃、鎧砕き併用)
アリスティアー・ツーハンドソード
アドリブ歓迎
僕参加した時点で詰みだよ!どうすんだよコレ!!
……と、嘆くのは簡単だが僕は王子だ。これくらいどうにかして見せるさ
選択UCを発動し飛来した剣と融合、僕自身がグラディウスとなることで戦場に降り立とう
さてこれで前提条件は整った……それではこの場に居る唯一の使い手である相手に向かって飛来していこうか!刃を相手の方に向けてな!
僕の全長は162cm!重量も見た目相応かつ斬れ味も万全!そう簡単に受け止められると思うなよ!
岩石を砕く一撃も憤怒の炎もこの刃で切り裂いてやろうじゃないか!
「一振りの短剣なれど勝手はわらわの守り刀たる小太刀と同じであろう――肥前が女武者の武技でお相手いたす」
鍋島・小百合子(朱舞の女丈夫・f04799)はそう言って飛来してきた|短剣《グラディウス》をつかみ取り、切っ先を『憤怒のドッペルゲンガー』へと向ける。
「来ぬか。なればこちらから仕掛けさせてしんぜよう」
飛来した|短剣《グラディウス》を主武器として用いて戦に臨む小百合子。
彼女の普段使いである短刀は防御や刺突に用いる事が多い、だが今取り回している|短剣《グラディウス》は斬りや叩きの方に向いていると切り結んでいる時に把握。
「なれば――なぎ払い等の薙刀で培った技も使えようぞ!」
残像を纏いての回避を意識し直撃を受け流しつつ、|短剣《グラディウス》による咄嗟の一撃……その一閃を反撃としてユーベルコード『|災禍刺刀撃《セマリクルキョジンノゴトキイアツカン》』を発動する――
「我は放つ鎧貫く剛の一刺――受けよ!」
狙うは脚部中心の部位破壊……短剣を握り締め、駆け足で一気に距離を詰め『憤怒のドッペルゲンガー』の脚を小百合子は串刺しにする。
「取った!」
筋肉と神経を断たれ、機動力がガタ落ちになる『憤怒のドッペルゲンガー』
好機と見た小百合子は、怒涛の連撃を仕掛けていく――
「僕参加した時点で詰みだよ!どうすんだよコレ!!……と、嘆くのは簡単だが僕は王子だ。これくらいどうにかして見せるさ」
そう言いながら『憤怒のドッペルゲンガー』……その頭部に落ちて来ようとするのは、アリスティアー・ツーハンドソード(王子気取りの両手剣・f19551)。
|意志ある剣《インテリジェンスソード》の猟兵だ。
「存分に受けるといい、これが僕の真髄だ!――『|涙刃連結技《ティアーエッジ・コネクション》』!」
強化融合形態に変形し、自身の肉体……刀身に強い負荷がかかることを代償に『自身の担い手の武器やユーベルコード』を強化するユーベルコードだ。
そのまま飛来してきた|短剣《グラディウス》と融合同化し、戦場の条件を満たして戦っていくアリスティア。
「これで前提条件は整った……それではこの場に居る唯一の使い手である相手に向かって飛来していこうか!刃を相手の方に向けてな!」
瞬間、『憤怒のドッペルゲンガー』へと迫るのは――全長162cmの両手剣。
「重量も見た目相応かつ斬れ味も万全!そう簡単に受け止められると思うなよ!――岩石を砕く一撃も憤怒の炎もこの刃で切り裂いてやろうじゃないか!」
怒涛の勢いで『憤怒のドッペルゲンガー』へと突貫してきた|意志ある剣《アリスティア》――それはヴァンパイアの胸に直撃し、その命脈を断つには十分であった。
「さて、これでこの戦場は終わりだね」
「次の戦場に往かねばな」
そう言葉を交わしながら、小百合子とアリスティアは『グラディウス・アリーナ』から大挙していくのであった――
大成功
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