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第二次聖杯戦争⑮〜11人のジャックと格闘家

#シルバーレイン #第二次聖杯戦争 #ナイトメア王『ジャック・マキシマム』

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#ナイトメア王『ジャック・マキシマム』


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●11人のジャック
「猟兵の進軍が早すぎるぞジャック!」
「ジャックの言う通りだ! どうする気だジャック!」
「落ち着けジャック! 『万物を11倍にするユーベルコード』を持つ俺達が負けるわけがない!」
「忘れたのかジャック! 俺達はこの力を持ちながら、かつてユーベルコードも無い銀誓館に負けた事があるのだぞ!」
 同じ顔同じ姿をした11人のナイトメア王「ジャック・マキシマム」が言い争いをしていた。
「ふん……それはジャックに問題があっただけでは?」
「何だとジャック、貴様、言わせておけば……!」
「喧嘩は後にしろジャック!」
 ジャックとジャックが怒鳴り合う姿は喜劇のように滑稽だった。
「ゲームセンター「シンデレラチャーム」を使うぞ!」
「無数の「実体化したゲームキャラクター」に守らせた|自身の要塞《ジャックマキシマムハウス》に変えるんだ!」
「どんなゲームキャラクターにする?」
「強そうな奴がいい!」
「ならこのキャラクターなんてどうだ!」
 ジャックの前に11人の同キャラクターが生み出される――。

「「俺より強い奴はどこだ?」」
 最初に選ばれたのは白い道着を着て赤い鉢巻を巻いた格闘家だった。

●グリモアベース
「ナイトメア王「ジャック・マキシマム」が「金沢市もりの里」にいることがわかったよ!」
 ラフィロワ・ベルシルト(幸せ運ぶ星のうた・f04751)が新たな戦場の場所を示す。
「ジャックはかつて金沢市もりの里に存在したゲームセンター「シンデレラチャーム」を骸の海より引きずり出して、格闘ゲームのキャラクターをゲームの中から召喚して、ユーベルコード「イレブンハート」で11倍に増やした群れを率いて戦うんだよ。数で押し切るような戦いをしてくるから、それに耐えて反撃のチャンスを掴まないといけないんだ」
 格闘ゲームのいろいろなキャラクターを呼び出しては11人に増やしていく。放っておけばその数は11人ずつ増え続けて軍勢を築いてしまうだろう。
「相手は数が多いから、それに対抗するように戦わないとジャックまで攻撃が届かないよ」
 多数を相手にする戦い方をすれば、ジャックへと攻撃を加えることができる。
「ジャックのユーベルコードだけじゃなくって、11人の格闘家はゲームの技を使ってくるから、相手の攻撃をしっかり対処しないと危険だよ!」
 11人のジャックと11人の格闘家を相手にしなくてはならない。呼び出される格闘家に対しての知識もあれば有利になれるだろう。

「11人ずつ増えていくなんてとんでもないユーベルコードだよね。時間が過ぎればそれだけ相手の戦力が増えちゃうから、速攻で倒して|自身の要塞《ジャックマキシマムハウス》を攻略しちゃおう! みんなならきっとできるよ!」
 ラフィロワは猟兵達を信じ、蘇ったゲームセンター「シンデレラチャーム」へと送り出した。


天木一
 こんにちは天木一です。
 来訪者ナイトメアと人間の融合体『ナイトメアビースト』のリーダー、ナイトメア王『ジャック・マキシマム』との戦いとなります。

 このシナリオは、1章だけで完結する戦争シナリオとなります。

 ナイトメア王『ジャック・マキシマム』は11人いて全てを倒さなくてはなりません。それだけでなく格闘ゲームのキャラクターを呼び出して11人に増やして従えます。
 11人のジャックと実体化ゲームキャラによる波状攻撃に対処するとプレイングボーナスを得られます。

 複数人で参加する方は最初にグループ名などをご記入ください。
 プレイングの締め切り日などは決まり次第マスターページかタグにて。
 それでは、11人のジャックと格闘家を倒して「金沢市もりの里」の平和を取り戻しましょう!
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第1章 ボス戦 『ナイトメア王『ジャック・マキシマム』』

POW   :    悪夢グラップル
【ナイトメアと融合した両腕】が命中した部位に【悪夢のエネルギー】を流し込み、部位を爆破、もしくはレベル秒間操作する(抵抗は可能)。
SPD   :    マキシマム・ナイトメア
着弾点からレベルm半径内を爆破する【悪夢のエネルギー】を放つ。着弾後、範囲内に【悪夢の世界】が現れ継続ダメージを与える。
WIZ   :    フュージョンジャック
【他のジャック達】と合体し、攻撃力を増加する【マッスルジャック】と、レベルm以内の敵を自動追尾する【ケンタウロスジャック突撃】が使用可能になる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

山吹・慧
ジャックさんにまたお会いできたのは
個人的に嬉しいのですが
再会を喜んでいる暇はないようですね。

敵が格ゲーキャラとジャックさんであれば
敢えて敵の土俵と思われる接近戦を挑みましょう。
【集中力】で常に敵の位置を把握。
【グラップル】の技術で敵の近接攻撃を
次々と【ジャストガード】から【受け流し】、
いわゆる当て身投げで敵が密集している箇所に
ブン投げていくスタイルで戦います。
敵が放ついわゆる飛び道具は【衝撃波】で相殺。
敵が弱ってきたら【気功法】で高めた
【転玄脚・嵐】を【リミッター解除】して
放ち、纏めて薙ぎ払います。

なんか格ゲーではなくベルトアクションですね。
ジャックさん、機会があれば格ゲーで対戦して下さい。



●ROUND1
「ジャックさんにまたお会いできたのは個人的に嬉しいのですが、再会を喜んでいる暇はないようですね」
 山吹・慧(人間の玄武拳士・f35371)はジャックを見て懐かしさを覚えながらも、放置して軍勢を作られる訳にもいかないと戦いに臨む。
「来たな猟兵!」
「俺達の力で生み出したゲーム格闘家達!」
「これと共に貴様達の相手をしてやる!」
 ジャック達と共にゲームのキャラクターたちが待ち構えていた。
「敵が格ゲーキャラとジャックさんであれば、敢えて敵の土俵と思われる接近戦を挑みましょう」
「いくぞ!!」
 慧が挑むように正面から接近すると、格闘家がジャンプからの蹴りを放つ。
「格闘で来るなら対処は難しくありません」
 慧はジャストガードで受け流し、当て身投げで他の格闘家の元に投げつける。
「ぬぅっ!」
 それをキャッチして動きを止めた格闘家に、さらに次の格闘家を投げつけて薙ぎ倒した。
「何をしている!」
「こっちも攻撃するぞジャック!」
「ああ! やるぞジャック!」
 援護しようとジャック達が悪夢のエネルギー弾を放出して慧を狙う。
「飛び道具には飛び道具です」
 慧は衝撃波を放ってエネルギーにぶつけて相殺した。
「せぁっ!」
 そこへ格闘家が飛び込んで拳を放つが、それを慧は受けて一本背負いで投げ飛ばした。
「囲め!」
「一斉にいくぞ!」
 ジャックと格闘家達が一斉に攻撃しようと周囲を囲んで迫る。
「纏めってくれるなら好都合です」
 慧はリミッター解除してユーベルコード『転玄脚・嵐』を発動し、闘気を嵐の如く放って敵の動きを止め、音を置き去りにするほどの速度で回し蹴りを放って薙ぎ払った。
「ギャアアアア!!」
「うぉおおおおっ!!!!」
 バタバタとジャックと格闘家が倒れて地に伏せる。
「なんか格ゲーではなくベルトアクションですね。ジャックさん、機会があれば格ゲーで対戦して下さい」
 慧は格闘家達と一人のジャックがゲームのように点滅して消えていくのを見送った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

才堂・紅葉
いきなりにトンチキな奴ね
まぁテキパキ片付けていきましょう

あの白い道着に赤いハチマキの格闘家は覚えがあるわ
飛び道具と無敵対空が強い代わりに、リーチが短いのが弱点
最新シリーズだと弾抜けが簡単になったせいで、リーチが短いだけの悲しみを背負ってるわね

六尺棒をかついで格闘家に対峙。飛び道具に合せて、地面にするような低姿勢で弾抜けしつつ脛を棒で殴る
飛び道具を打たなくなれば、長い棒で遠間で小突いて仕留めるわね
こう言うのはパターンでハメていくものよ

「まとめて、かかってきても良いわよ?」
11人を挑発しつつ踏み込んで、連携のタイミングずらしを狙い
一体ずつ丁寧に、ジャストガードで捌いてカウンターで仕留めて回るわね



●ROUND2
「ジャーック!!」
「まさかジャックがやられるとは……だが奴はジャックの中で最弱!」
「第二第三のジャックが猟兵を倒す!!」
 一人のジャックが倒れると、他のジャック達がいきり立ち、ゲームの格闘家を新たに生み出して補充した。
「いきなりにトンチキな奴ね。まぁテキパキ片付けていきましょう」
 同じ顔を並べて騒ぎ立てる敵に、才堂・紅葉(お嬢・f08859)は呆れたような視線を向けて踏み出した。
「あの白い道着に赤いハチマキの格闘家は覚えがあるわ。飛び道具と無敵対空が強い代わりに、リーチが短いのが弱点」
 紅葉はつらつらゲームの情報を口にしていく。
「最新シリーズだと弾抜けが簡単になったせいで、リーチが短いだけの悲しみを背負ってるわね」
 そんなゲームキャラと【六尺棒】をかついで対峙する。
「はどぅッ!」
 格闘家が手に集めた気弾を放つ。それに対して紅葉は前に踏み込みながら低く地面すれすれを低姿勢で掻い潜り、脛を六尺棒で殴りつけた。
「ぐぉっ!」
 激痛に思わず格闘家の足が引くと、紅葉は畳みかけるように格闘の間合いの外から一方的に小突いてダメージを重ねる。
「ぬ、ぐ、しょうりゅっうぉっ!!」
「こう言うのはパターンでハメていくものよ」
 あっさりとボコられた格闘家が倒れて消滅してしまう。
「やるな!」
「次は俺だ!」
「まとめて、かかってきても良いわよ?」
 次は自分がと前に出る格闘家に挑発すると、怒りの唸り声と共に一斉に襲い掛かって来た。
「動きが雑になってるわね」
 紅葉はユーベルコード『ハイペリア重殺術・乾坤』を使い、ジャストガードで拳や蹴りを受け止め、反対にカウンターで六尺棒を打ち込んで仕留めていった。
「何を手間取っている!」
 そこへジャックも加わって、ナイトメアと融合した両腕によるパンチを放つ。
「ノコノコと前に出て来たわね。ついでに仕留めてあげるわ!」
 そのパンチを三節棍に可変した六尺棒で絡めるように受け流し、前に倒れるように体勢を崩させると後頭部に振り下ろして頭を叩き割った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

禍神塚・鏡吾
・アドリブ歓迎

「このシリーズも長いですよね
デザインからすると、2008年ごろのタイトルから呼び出したものでしょうか?」
それはさておき

先に、ゲームキャラの基になる筐体を電脳魔術でハッキングしてビギナーモードに変更し、弱体化させます
レギオン620体で集団戦を挑みますが、これは飽くまで時間稼ぎ
波状攻撃の間隙を縫って、ジャックの実力とカリスマ性をおだてて油断させます
ある程度盛り上げたら、彼らに尋ねましょう
「ところで、皆さんの中で誰が一番強いのですか?」
どうせ本音は11人共「自分が一番だ」で、恐らく誤魔化そうともしないでしょう
そこからジャック達の競争心を煽って仲間割れするように仕向け、こっそり撤退します



●ROUND3
「またジャックがやられた!!」
「どうなっているジャック!!」
「格闘キャラを再召喚するんだ! 次は同じシリーズの違うヤツでいくぞ!」
 ジャック達が新たな格闘家を呼ぶが、先ほどよりも少しばかり古い姿をしていた。
「このシリーズも長いですよね。デザインからすると、2008年ごろのタイトルから呼び出したものでしょうか?」
 禍神塚・鏡吾(魔法の鏡・f04789)は格闘家の姿からいつのタイトルかを推測する。
「それはさておき。対処しなくては」
 鏡吾はゲームキャラの基になる筐体を電脳魔術でハッキングして、ビギナーモードに変更することで弱体化させる。
「これで戦闘力は下がりました。後は集団戦で押し潰しましょう」
 ユーベルコード『エレクトロレギオン』を発動し、620体のレギオンを召喚して波状攻撃を開始した。
「せりゃ!」
 キレを失った格闘家がレギオンを蹴り飛ばして破壊するが、数に押され次々と身体が傷つけられていく。
「たつまきぃッ!!」
 格闘家が跳躍しぐるぐる蹴りを放ちレギオンを薙ぎ払う。だが鏡吾の元に到着する前にレギオンに押さえ込まれた。
「これは飽くまで時間稼ぎ。本命はこちらです」
 格闘家の相手はレギオンに任せ、鏡吾はジャックへと声をかける。
「ジャックさんはナイトメアを統べる偉大なる王であるとお聞きしました」
「その通りだ!」
「俺こそが偉大なるナイトメア王だ!」
 ジャックの実力とカリスマ性をおだてて油断させ、猛毒となる質問を口にした。
「ところで、皆さんの中で誰が一番強いのですか?」
「俺だ!」
「おいおい、俺に決まってるだろう? ジャック」
「ジャックである俺が最強だ!」
 その質問はジャック同士の競争心を煽り、「自分が一番だ」ともめ始め、とうとう互いを攻撃し始めた。
「数は力ですが、それも一致団結できればこそ。仲間割れすれば自らの首を絞めることになるだけです」
 乱闘に巻き込まれないようにこっそりと鏡吾は撤退した。それに気付く頃にはジャック達は傷だらけで激しい消耗をしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

川谷・茉莉
古今東西の格闘ゲーム主人公ね。
昔なら兎も角、最近のゲームになると飛び道具持ちも増えていくから、確かに早めになんとかしないと不味そうね…

でも、何人いても攻撃するには私を見ないと無理。
なら、これはどうかしら。

怪異召喚「くねくね」。
私の左右にくねくねさんを召喚。
私を見ようと思ったらどっちかのくねくねさんは目に入っちゃうし、それを避けるなら上を見ないといけない。どちらにしても、まともに戦うことは厳しい筈。
其処を紫の鏡からの【レーザー射撃】で攻撃するわ。勿論ジャックを優先的に。
ただ、ジャックは強引に突っ込んでくる可能性もあるから、その時は紫の鏡から強い光を放つ【目潰し】からの聖剣「雨傘」で攻撃するわ。



●ROUND4
「ジャック同士で戦ってどうする!」
「そうだ! 俺達の誰が勝とうとジャックの勝利だ!」
 同士討ちしていたジャック達が傷だらけになったところで我に返る。
「猟兵め! 汚い真似をする!」
「絶対にここで倒すぞ!」
 ジャックは格闘家を率いて猟兵を倒さんと意気込んだ。
「古今東西の格闘ゲーム主人公ね」
 川谷・茉莉(n番目の花子さん・f32951)は見覚えのある格闘家を観察する。
「昔なら兎も角、最近のゲームになると飛び道具持ちも増えていくから、確かに早めになんとかしないと不味そうね……」
 集団が飛び道具で一般人に襲い掛かりでもすればとんでもない被害が出てしまうと、止める為に前に出た。
「でも、何人いても攻撃するには私を見ないと無理。なら、これはどうかしら」
 ユーベルコード『|怪異召喚「くねくね」《フェイタル・リコグニション》』を発動し、自身の左右にくねくね動く白い物体「くねくね」を召喚した。
「はぁ!」
 格闘家が攻撃しようとすると、くねくねを見てしまい心と身体に激しい衝撃を受ける。
「ぐぁっ!!」
 何故ダメージを受けたのか理解できずに格闘家が膝をつく。
「私を見ようと思ったらどっちかのくねくねさんは目に入っちゃうし、それを避けるなら上を見ないといけない。どちらにしても、まともに戦うことはできないわ」
 隙を晒した格闘家に、茉莉は【紫の鏡】を向けて光線を放ち撃ち抜いた。
「何の光だ!」
「ライトなんざ、俺達をライトアップする為に使ってればいいんだよ!」
 ジャック達が合体するとマッスルジャックとなって茉莉に向かって突撃する。くねくねの影響を受けるが強化されたボディで耐えた。
「パワーアップしても目までは強化されないわ」
「ぐあっ!!?」
 茉莉は紫の鏡から強い光を放って目潰しをし、標的を見失って勢いの弱まったジャックに向けて【聖剣「雨傘」】をどこかで見た刺突の構えで胸に突き入れた。
「がはっ!!」
 吐血したジャックが崩れ落ち、合体が解けて一人のジャックが点滅して消え去った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

霧島・絶奈
◆心情
ゲームと現実の次元を越えた邂逅ですか…
折角の機会ですし、存分に愉しみましょう

◆行動
格闘ゲームのキャラクターが相手ですか…
ならば相手の土俵で戦わない事でコンビネーションに対処しましょう

【罠使い】の技を活かし「魔法で敵を識別する指向性散弾」を複数設置

設置後に『涅槃寂静』にて「死」属性の「濃霧」を行使し【範囲攻撃】

更に【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】

【範囲攻撃】の釣瓶打ちで全方位多段攻撃を仕掛けます
数の優位も自動追尾も無意味な死地へと誘いましょう
此方は格闘ゲームでは当然為される配慮等するつもりはありませんので…

負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復



●ROUND5
「ゲームと現実の次元を越えた邂逅ですか……折角の機会ですし、存分に愉しみましょう」
 霧島・絶奈(暗き獣・f20096)はゲームから現実に飛び出したキャラクターを見て笑みを浮かべる。
「ジャックは後ろからの援護だ! 格闘家を前に出せ!」
「やってしまえ! 猟兵を叩きのめすんだ!」
 数を減らしたジャックは猟兵を警戒し補充した格闘家を前に出す。
「この道を突き進む!」
 格闘家が拳を固めて接近してくる。
「格闘ゲームのキャラクターが相手ですか……ならば相手の土俵で戦わない事でコンビネーションに対処しましょう」
 絶奈は指向性散弾を複数設置すると、ユーベルコード『|涅槃寂静《ヨクト》』を行使して死を宿す黒い濃霧を広げた。
「数の優位も自動追尾も無意味な死地へと誘いましょう」
「ごほごほっ、これは毒霧か?」
「霧の無い場所へ行くぞ!」
 ジャックと格闘家は霧から逃れるように動き出す。すると仕掛けて置いた罠が発動して散弾がばら撒かれ格闘家が倒れていく。
「ギャアアアア!!」
「銃弾だと!」
「罠だ気を付け――ぐあぁあ!!」
「釣瓶打ちによる全方位多段攻撃です。此方は格闘ゲームでは当然為される配慮等するつもりはありませんので……」
 絶奈は一方的に敵を遠距離から滅多打ちにした。
「突撃しろ! これを仕掛けた猟兵を倒せ!」
「せぇえええええ!!」
 ジャックが命じると残った格闘家が絶奈に向かって駆け出す。
「吶喊ですか、此の状況では間違ってはいませんが、判断が遅かったようです」
 絶奈は黒い霧で敵の進路を塞ぎ、そこに突っ込んだ格闘家は触れた皮膚と吸った体内からダメージを受けて力尽きていく。
「役立たずめ!」
「こうなったら強引に突破するしかない!」
 ジャック達は合体してマッスルジャックとなり、突撃を開始して霧と罠の中を突破する。
「強引な手に出ましたね。ですが無傷とはいかなかったようです」
 ふわりと浮かび上がった絶奈が見下ろせば、マッスルジャックの全身が傷つき疲労して勢いを弱めていた。そこへ黒剣と白槍を振るい衝撃波を叩きつけ、完全に速度を殺して薙ぎ倒した。
「馬鹿な、マッスルジャックを止めるだと!?」
 合体が解けると疲れを見せたジャック達が現れ、中心となっていたジャックが息絶え、他のジャックは驚愕の顔で絶奈を見上げた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

村崎・ゆかり
ミリア(f32606)と

『船頭多くして、船山に登る』と。この諺そのものよね、こいつら。
こっちは、気心知れたミリアが来てくれたら戦力100倍よ。本当の連携ってものを見せつけてあげる。

メガリス『六合無窮』から呪力を引き出して、「全力魔法」「召喚」光の「属性攻撃」「道術」の金光陣。
放つ黄金の光は、前方だけに範囲を絞って。
ミリアは光の中に入らないでね。理由はすぐ分かる。
光で生まれた影が立ち上がり、本体に襲いかかる。反撃するとその損傷が自分に返るわ。普段から人数増やして遊んでる馬鹿にはいい絶陣でしょ。

ただ、致命傷にはなりにくいから、ミリアは仕上げをお願い出来る?
あそこの王様気取りをぶっ飛ばしてやって。


ミリアリア・アーデルハイム
f01658:ゆかりさんと
なんというか、すごい能力ですね。一人でもサッカーができちゃいますよ?
あ、私の魔術にも応用できないでしょうか?

させませんっ!袖を引きちぎり聖痕を顕して浄化のオーラ結界を張り、わたしたちに向かう悪夢エネルギーから身を守りますよ。
この|シャトーフェンス模様《聖痕》はトラウマですし、正直あまり晒したくはありませんが背に腹は替えられません。ゆかりさんなら見られても・・・ですし。
術が成るまで耐えてみせましょう。

結界を維持しながら3歩後ろに下がり
ふふ、お見事です。

はいっ、任されました!
それでは仕上げのお掃除です、全力の花嵐をご覧にいれましょう。
応えて『グレイシャルフレイム』!



●ROUND6
「猟兵に押されているぞ、どうなっているジャック!」
「情けないぞジャック!」
「なら、ジャック! 貴様が何とかしろ!」
 猟兵の攻撃を受けて数を減らしたジャック達が口喧嘩を始めた。
「なんというか、すごい能力ですね。一人でもサッカーができちゃいますよ? あ、私の魔術にも応用できないでしょうか?」
 ミリアリア・アーデルハイム(永劫炉の使徒・f32606)は数を増やす術を見て、自分も利用できないだろうかと考える。
「『船頭多くして、船山に登る』と。この諺そのものよね、こいつら」
 その隣に立つ村崎・ゆかり(“|紫蘭《パープリッシュ・オーキッド》”/黒鴉遣い・f01658)はもめている敵の様子に呆れる。
「こっちは、気心知れたミリアが来てくれたら戦力100倍よ。本当の連携ってものを見せつけてあげる」
 【メガリス『六合無窮』】から呪力を引き出して、全力でユーベルコード『|金光陣《キンコウジン》』を発動する準備をする。
「ユーベルコードを使うつもりだぞ!」
「絶対阻止だ!」
 それに気付いたジャック達が阻止せんと悪夢のエネルギーを撃ち出す。
「させませんっ!」
 割り込んだミリアリアが袖を引きちぎり聖痕を顕して、浄化のオーラ結界を張り悪夢のエネルギーを遮断した。
「この|シャトーフェンス模様《聖痕》はトラウマですし、正直あまり晒したくはありませんが背に腹は替えられません。ゆかりさんなら見られても……ですし。術が成るまで耐えてみせましょう」
 聖痕の力を使い、侵食しようとするナイトメアの力に抵抗する。

「古の絶陣の一を、我ここに呼び覚まさん。光り輝くほどに影はより深く。濁気に沈む愚人の影よ、克己せよ。汝らの現し身に牙を剥け。疾!」
 ゆかりがユーベルコードを発動し、黄金の光が前方に放たれて敵達を照らす。
「ミリアは光の中に入らないでね。理由はすぐ分かる」
「はい」
 ミリアリアが結界を維持したまま3歩後ろに下がると、光より生まれた影が自立して立ち上がり、本体であるジャックや格闘家に襲い掛かった。
「何だこれは?」
「影が襲い掛かって来たぞ!」
「影が本体に勝てるものか!」
 ジャックはその影を攻撃して薙ぎ払う。
「ぐぁっ!!!」
 だが攻撃したジャックがダメージを受けて倒れ込んだ。
「攻撃が返ってきた?」
「格闘家に攻撃させろ!!」
「せぇええ! がはっ!!」
 格闘家が己の影に攻撃すると同じようにダメージを受けて吹き飛ぶ。
「やはり、影を攻撃すると自分がダメージを受けている!」
 それを見てジャックが影の能力に気付いた。
「影は本体と繋がってるの。反撃するとその損傷が自分に返るわ。普段から人数増やして遊んでる馬鹿にはいい絶陣でしょ」
「ふふ、お見事です」
 ゆかりの鮮やかな手法にミリアリアが笑顔で称賛を送る。
「ただ、致命傷にはなりにくいから、ミリアは仕上げをお願い出来る? あそこの王様気取りをぶっ飛ばしてやって」
「はいっ、任されました!」
 ミリアリアが大きく頷き、翻弄されている敵へ【マジカルロッド『グレイシャルフレイム』】を向けた。
「それでは仕上げのお掃除です、全力の花嵐をご覧にいれましょう。応えて『グレイシャルフレイム』!」
 ロッドの宝石を輝かせユーベルコード『|氷塵蒼焔花《ヒョウジンソウエンカ》』を発動し、氷花が舞い飛んでジャックや格闘家に触れると蒼炯の炎となって燃え上がった。
「ギャアアアア!!!」
「炎が! 燃えているぞジャック!」
「貴様も燃えているぞ! 何とかしろジャック!!」
「格闘家を突撃させろ!」
 燃やされるジャック達は炎を消そうと格闘家を突っ込ませる。
「ぬぅっ!」
「しょうりゅっ!」
 同じく燃えている格闘家は無敵時間を使いながら接近しようとするが、その前に影が立ち塞がる。
「やっぱり数だけで連携が取れてないわね。これが本当の連携ってものよ」
「いきますよっ!」
 ゆかりが影を使って足止めし、その間にミリアリアが蒼い炎で格闘家達を燃やし尽くした。
「馬鹿な!」
「こうなれば、ジャック! 貴様に任せた!」
「そうだジャック! 炎を消し飛ばせ!」
「くっ、仕方ない!」
 一人のジャックが悪夢のエネルギーを最大限に放ち、そのエネルギーで炎を消し飛ばした。だが消耗していたジャックはそれに耐えきれずに力尽きて消滅した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

リコリス・ミトライユ
あやさんと一緒に行きますね

えーっと、元になったのは格闘ゲームですよね?
あんまりそういうゲームは遊んだことがないのですけど……
ああいうゲームって、「空中戦」が苦手なのですよね?
それだったらあたしたちの方が有利なはずですし
そうですよね、あやさん

踵をトントン
【ムーングラヴィティ】で飛びましょう
地面にいるよりも、空に居れば飛んでくる攻撃にも対処しやすいですし
囲まれることもありませんから

こちらの方がスピードもありますから、追尾攻撃だって
くるりと誘導して、ぶつけあってしまいましょう

焦ってジャンプしてきた相手を思いっきり踏みつけたり、蹴り落としたりして、
空にいる利点を失わないように戦っていきましょう


天道・あや
リコリスとっ!

うむ、その通りっ! 格闘をするゲームなので空中戦は苦手な筈! 格闘は地面ないと出来ないからね(?) それにあたし達はスカイダンサー! つまり空中戦は……お手の物!
さーて、それじゃリコリス。いっちょあたし達の踊りで皆さんを魅力しますか!

という訳でUCを発動して【ジャンプ、パフォーマンス】で相手の攻撃を避けながら、技を放った後の空中で上手く動けない相手に【カウンター、グラップル】で掴んで敵を他の敵に向けて、地面にシュート!

あたし、知ってるんでっせ? 貴方のその翔ぶ竜の如く拳の一撃、それ打ち上がったら地面に降りるまで無防備だって事を…!

そしてあたし達なら22人相手でも勝てるってね!



●ROUND7
「えーっと、元になったのは格闘ゲームですよね?」
 リコリス・ミトライユ(曙光に舞う薔薇・f02296)は格闘家の姿を見て首を傾げた。
「あんまりそういうゲームは遊んだことがないのですけど……ああいうゲームって、「空中戦」が苦手なのですよね?」
 格闘ゲームのキャラクターは空を飛べず、地上での戦いがメインとなるのを思い出す。
「それだったらあたしたちの方が有利なはずですし。そうですよね、あやさん」
「うむ、その通りっ! 格闘をするゲームなので空中戦は苦手な筈! 格闘は地面ないと出来ないからね(?) それにあたし達はスカイダンサー! つまり空中戦は……お手の物!」
 リコリスの言葉に天道・あや(|スタァーライト《夢と未来照らす一番星!》・f12190)が大きく頷いた。
「さーて、それじゃリコリス。いっちょあたし達の踊りで皆さんを魅力しますか!」
「はい! 魅せつけましょう!」
 あやがユーベルコード『|テンション&歌う気&踊る気、MAX!《ヨッシャイクゼ》』を発動してジャンプを交えたハイテンションなパフォーマンスで踊りながら敵に近付く。
「しょうりゅぅ!!」
 それに対して格闘家が高々と跳躍して打ち上げるように拳を突き上げる。
「あたし、知ってるんでっせ? 貴方のその翔ぶ竜の如く拳の一撃、それ打ち上がったら地面に降りるまで無防備だって事を……!」
 迫る拳をあやは高度を保って届かせない。そして落下に合わせて掴み掛かり、他の敵に向かって全力でシュートした。
「ぐぁっ!!」
 格闘家同士がぶつかり地面に叩きつけられる。
「たつまきぃ!!」
 残りの格闘家達がまだ地上に居るリコリスを狙い、跳躍して竜巻のようにスピンしながら連続回し蹴りを放つ。
 対してリコリスは踵をトントンと鳴らし、ユーベルコード『ムーングラヴィティ』を発動して月光を纏うと重力から解き放たれたように空に浮かび上がって敵の射程の外に出た。
「地面にいるよりも、空に居れば飛んでくる攻撃にも対処しやすいですし。囲まれることもありませんから」
 格闘家が落下していくところに、リコリスは蹴りを叩き込んで地上に落とした。

「何をしているか!」
「飛んでいるなら撃ち落せばいい! そこを格闘家に叩かせる!」
 ジャックが合体してマッスルジャックとなり、ケンタウロスジャック形態となって空中に突撃を開始した。
「真っ直ぐ突っ込んで来るのなら、誘導してぶつけあってしまいましょう」
 リコリスはジャックを引きつけて高度を落とし、格闘家の前に飛び込んですぐにすり抜ける。すると追いかけてきたジャックが格闘家にぶつかって吹き飛ばす。
「ぐぉっ!!」
「ええい! 邪魔だ!!」
 マッスルジャックが格闘家達を吹き飛ばし、リコリスを追いかける。
「まるで闘牛だね! でもあたし達スカイダンサーからすれば扱いやすい相手だよっ!」
 そこへあやが頭上から飛び込み、マッスルジャックの頭を踏みつけて高度を下げる。
「よくも俺の頭を踏んだな! 許さん!!」
 激高してジャックが狙いを変えてあやに迫る。
「このまま蹴り落としましょう」
「あたし達の華麗なステップを味わってね!」
 続けてリコリスも敵の頭を踏みつけ、あやも思い切り蹴りを入れて、ダブルキックで地面へと蹴り落とす。
「ウォオオッ! 高度が保てンンアアアアアア!!」
 突進の速度のまま勢いよくマッスルジャックは地上に顔から墜落し、地面に大きな穴を開けた。もくもくと煙が上がり、現れたジャックは合体が解け、その人数を一人減らしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

エミリオ・カリベ
あ、はは、どうやら情報通りの人物みたい、かな?
銀誓館のみんなはジャックさんの能力を脅威と思うと同時に面白い人とも認識していたようだから。

ともあれ数による波状攻撃なら僕もUCで対抗するね。
事前に【世界知識+情報検索】で得たジャックさんとゲームキャラクターの情報。
実際に対峙しての【情報収集】。
これ等を基に様々な【属性攻撃】を放つ数多の光球を【集団戦術】で操って連携を妨害。
分断し各個撃破を狙うよ。

ぁ、合体なんてしたら逆に僕が波状攻撃のチャンスだけど……大丈夫?
自動追尾の突撃は雷の魔力障壁(【電撃+マヒ攻撃+オーラ防御】)で防ぎつつ迎撃。
ジャックさんは銀誓館のみんなと共存出来なかったの? 僕たちとは?



●ROUND8
「どうなっているジャック! 俺達の数が半分以下になってしまったぞ!」
「貴様が力不足なせいだぞジャック!」
「それは貴様だジャック!」
「減ったならまた増やせばいいだけだ! だがその前に猟兵どもを始末せねば増やす時間もない!」
 半分以上を倒されたジャック達は焦りを覚え、猟兵を倒そうと格闘家を再度呼び出した。しかし力をかなり失いその造形は甘くなっていた。
「あ、はは、どうやら情報通りの人物みたい、かな?」
 そのノリにエミリオ・カリベ(星空と本の魔法使い・f07684)は苦笑を浮かべる。
「銀誓館のみんなはジャックさんの能力を脅威と思うと同時に面白い人とも認識していたようだから」
 確かに面白い人だと、コメディアンが似合いそうなジャックを観察していると、生み出された格闘家がこちらに気付いて駆け出して来た。
「ともあれ数による波状攻撃なら僕もユーベルコードで対抗するね」
 ユーベルコード『|Lluvia de meteoritos《ジュビア・デ・メテオリトス》』を発動し、球体ガジェットを核とした様々な属性の光球を無数に召喚して展開して情報収集を行う。
「はどぅっ!!」
 格闘家が気弾を放って光球を撃墜する。
「事前に調べておいた通り飛び道具は一つだけ。それも真っ直ぐにしか飛ばせないみたいだね」
 それならばと、エミリオは数多の光球を連動して動かし、炎や電撃に氷と、さまざまな属性による遠距離攻撃を行い、数で圧倒して分断し各個撃破していく。
「ぬぅっ! しょうりゅっ!!」
 格闘家が跳躍するアッパーでその攻撃を逃れようとするが、着地時を狙われて吹き飛んだ。
「数が多い!」
「それならばジャックの力で粉砕し、格闘家が動きやすくするぞ!」
 ジャックが合体してマッスルジャックに変身し、ケンタウロスの形態となって駆け出した。その進路にいる光球が次々と爆散していく。
「ぁ、合体なんてしたら逆に僕が波状攻撃のチャンスだけど……大丈夫?」
 エミリオは迫る敵に向かって雷の魔力障壁を張って迎撃する。
「ギャアアッ!! 痺れるッ!!!」
 感電したマッスルジャックの動きが鈍り、ずりずりと足を引きずるようになって隙を晒す。
「ジャックさんは銀誓館のみんなと共存出来なかったの? 僕たちとは?」
「猟兵なんてモヤシ野郎が俺の役に立つものか! もっとマッチョになってからギャアアアアアッ!!」
 ジャックが否定したところで、エミリオは一斉に光球から電撃を放って黒焦げにし、合体が解除されると一体のジャックが真っ黒焦げになっていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ローズ・ベルシュタイン
アドリブや連携歓迎

■心情
11人のジャックとゲームキャラですか、数で攻めて来るとは厄介ですわね。
ですが大勢を同時に相手にするのは、私も慣れていますわ。

■行動
夕暮れ時に薔薇は踊り咲く(UC)を使用して戦いますわね。
【範囲攻撃】で、11人のジャックとゲームキャラを纏めて攻撃していき
【マヒ攻撃】や【気絶攻撃】も織り交ぜて、敵の動きを止めていく様にしながら
戦っていきますわね。
敵に囲まれない様に注意し、死角からの攻撃は【第六感】で察知しつつ
【見切り】で避けたり【盾受け】で防御して、対処していきますわ。
「さぁ、次はどなたですの?纏めて相手して差し上げますので、掛かっていらっしゃい!」



●ROUND9
「まずいぞジャック!」
「ここまで押されるとは!」
「格闘家を盾に使って立て直す!」
 ジャック達は格闘家を新たに呼び出すが、エラーが起きたように掠れたり色が抜けたりしていた。
「11人のジャックとゲームキャラですか、数で攻めて来るとは厄介ですわね。ですが大勢を同時に相手にするのは、私も慣れていますわ」
 ローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)がその前に堂々と立ち、夕焼け色のロングソード【夕の憩い】を掲げる。
「やれ! やってしまえ!」
「一気に行け! 猟兵を仕留めろ!!」
 命令を受けた格闘家達が一斉に飛び出してローズへと迫る。
「お相手しますわ!」
 ローズがユーベルコード『|夕暮れ時に薔薇は踊り咲く《ローズ・ワルツ》』を発動し、手にした剣を一輪のオレンジ色の薔薇に変える。それを振るうと花びらが舞い、数え切れぬほどに数を増やして辺りを包み込んだ。
「せぁっ!!」
 構わず格闘家が突っ込むと、触れた花びらが身体を切り裂いて、白い道着が真っ赤に染まった。
「しょうりゅっ!!!」
「しょうりゅっけっ!!」
 格闘家達は飛び上がりながらのアッパーカットで花びらを散らして前進する。
「飛び上がり時にはダメージを受けていないようですが、着地時には花びらが当たってますわね」
 冷静にローズは敵の動きを観察し、着地時を狙って花びらを浴びせた。
「しょうりゅっ!!」
 構わず格闘家が前進しようとすると、動きがスローになって隙だらけの着地時に花びらに覆われた。
「私の薔薇には毒がありますわ」
 花びらに触れた格闘家の身体が痺れ、そのまま全身を刻まれて崩れ落ちていった。
「さぁ、次はどなたですの? 纏めて相手して差し上げますので、掛かっていらっしゃい!」
「クソッ! 格闘家が役に立たん!」
「なら俺達が行くしかない!」
「全力で仕掛けるぞ!」
 残ったジャック達が合体しマッスルジャックとなり、大地を蹴って飛ぶように突撃する。
「一体になってくれたのなら好都合ですわ。私の薔薇の花びらで踊ってもらいますわね」
 ローズは花びらで視界を塞ぎ、相手を翻弄して走り回らせ、その間にもずっと身体が切り裂かれて血を流していく。
「どこだどこにいる! そこか!!」
 ジャックが人影と思い突撃するが、それは花びらの塊だった。
「外れですわ」
 ローズが背後から赤い銃【プリンセス・ローズ】を撃ち心臓を貫いた。合体が解けると一人のジャックが大量の血を吐いて痙攣し、そのまま消え去った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

マオ・イェンフー
暗都・魎夜(f35256)と参加

▼心情
ジャック・マキシマムの名前をこの時代に聞くことになるとは本当に人生とは分かんねエよな…
マジで奴さん厄介だからな、今度こそ煉獄に叩き込んでやるぜ!

▼戦闘
「そうだな!より言うと乱入戦っていうより続編のドラマチックバトルって感じだけどな!」
カードを取り出しイグニッションで[限界突破]
多数を打ち倒せる相棒の力を信じ俺は集団を掻き乱すよう敵集団に詠唱銃二丁拳銃で射撃しつつ肉薄
相手の飛び道具(波動拳)を[二回攻撃]の射撃で打ち落とす事を試みたり
[集団戦闘]で上手く身を交わして接近戦へ
接近戦の間合いに入る前に詠唱銃をしまい相手のブロックを[ジャンプ]でかいくぐり、隙を見せた相手を手当たり次第に【白虎絶命拳】で中国拳法でいう掌底打ちしていく
魎夜の【竜神爆火雷】に巻き込まれないように集団戦の位置取りには注意しつつ、ジャックの【悪夢グラップル】を最大限警戒し攻撃を[受け流し]つつこちらの絶命拳をぶち込み続ける
「消えろジャック!銀誓館はお前には負けん!」


暗都・魎夜
マオ・イェンフー(f36169)と参加
【心情】
闇の格闘家にして(中略)業績を残した男、ジャック・マキシマム
「個人としてみれば最強最悪」「世界一危険な個人」
性格がアレなせいで忘れがちだけど、裏で陰謀企ませた場合に限っては、超危険人物だ
ここでケリつけてやるぜ

「全力で行くぜ、イグニッション!」

【戦闘】
「(マオに)こういう場合は『Here come a new Challenger』って言えばいいか?」

格ゲーキャラを「足払い」「フェイント」で牽制
「ジャンプ」「見切り」で波状攻撃を回避

攻撃をしのぎながら「魔力溜め」、「リミッター解除」からの「全力魔法」のUCででまとめて吹き飛ばす
「マオ、今だ! 飛べ!」

ジャックはナイトメアとの融合で自身も超強化している
自身の格闘技術も高いんで手ごわい相手だ
「武器受け」「見切り」で両腕の動きに対処して、部位へのダメージを避ける
「継続ダメージ」を与えながら「斬撃波」

「(ジャックに)正直あんたのことは、銀誓館最大の好敵手だと思ってるよ。だから、必ずここで倒してやるぜ!」



●FINALROUND
「残ったのは貴様だけかジャック!」
「ああ、俺達二人が最後のジャックのようだ!」
 残された二人のジャックが絶体絶命のピンチに慌てた顔を見せていた。
「だが一人でも生き残ればまた増やせる!」
「そうだ、ジャックは不滅だ!」
 不利な状況でも諦めず、新たに格闘家達を生み出して一人でも生き残ろうとしていた。

「ジャック・マキシマムの名前をこの時代に聞くことになるとは本当に人生とは分かんねエよな……」
 マオ・イェンフー(その漢トゥーハンド・f36169)は再びその名を聞くことになるとは思わなかったとジャックを見つめる。
「マジで奴さん厄介だからな、今度こそ煉獄に叩き込んでやるぜ!」
 今は数を減らしているが放っておけばどんどん数を増やしてしまう。このまま一気に仕留めようと前に踏み出した。
「闇の格闘家にして(中略)業績を残した男、ジャック・マキシマム。「個人としてみれば最強最悪」「世界一危険な個人」。性格がアレなせいで忘れがちだけど、裏で陰謀企ませた場合に限っては、超危険人物だ」
 隣に立つ暗都・魎夜(全てを壊し全てを繋ぐ・f35256)はジャックの持つ異名を挙げ、その危険性を再確認する。
「ここでケリつけてやるぜ」
 まだ敵が勢力を広げる前なら倒せると【イグニッションカード】を取り出す。
「全力で行くぜ、イグニッション!」
 瞬時に武装すると守るように格闘家達が拳を構えた。
「こういう場合は『Here come a new Challenger』って言えばいいか?」
「そうだな! より言うと乱入戦っていうより続編のドラマチックバトルって感じだけどな!」
 魎夜の問いかけに頷いたマオも【イグニッションカード】を取り出し、イグニッションで武装を装着し限界突破する。

「たつまきっ!!」
 駆け出した格闘家が跳躍して回転しながら連続回し蹴りを放つ。
「面白い技だな。だが足元が隙だらけだぜ」
 魎夜はそれを屈んで避けると、足払いを極めて転ばせる。
「ぐぁっ!」
「せぇ!!」
 だがすぐさま次の格闘家が飛び蹴りを放つ。それを魎夜は見切って受け流した。
「「はどぅっ!!」」
「飛び道具には飛び道具だ!!」
 格闘家達が一斉に気弾を放つと、マオが二丁の詠唱銃【黒双虎】から魔法の弾丸をばら撒いて気弾を相殺した。
「残念だが、飛び道具の性能はこっちが上だぜ」
 ニヤリと笑い、さらに発砲して格闘家を被弾させていく。
「しょうりゅっ!!」
 弾を避けるように格闘家が高く飛ぶアッパーを放つ。そうして接近戦に持ち込もうとした。
「飛び道具に優れてるが、だからといって格闘ができないわけじゃあないぜ?」
 マオが詠唱銃をしまい、着地を狙ってユーベルコード『白虎絶命拳』を使い、中国拳法でいうところの掌底打ちを叩き込む。
「ぐふっ……」
 血を吐いた格闘家が崩れ落ちノックアウトする。
「しんくぅ……」
「はどぅっ!!!!」
 格闘家が集まりマオを狙ってパワーを溜めた強化気弾を放つ。
「マオ、今だ! 飛べ!」
「わかった!」
 マオが飛ぶと、そこへ魎夜が全力でユーベルコード『|竜神爆火雷《ドラゴニック・パニッシュメント》』を放ち、眩いほどの炎と雷光が入り乱れ格闘家達をまとめて吹き飛ばした。
「ぐ、ぅうおおおおお!!」
「つ、強い……」
 広範囲を焼き払われ格闘家達は成す術もなく黒焦げとなって力尽きていった。
「おいおい! 格闘家が全滅したぞ!」
「新たに呼び出すにはもう少し時間が必要だ! その間は俺達が戦うぞ!!」
 二人のジャックが両腕にナイトメアを融合させ、圧倒的なパワーで粉砕しようと殴り掛かる。
「後はお前達だけだ!」
 その拳を受けないようにマオは身を捻り、受け流して隙だらけの脇腹に絶命拳をぶち込んだ。
「消えろジャック! 銀誓館はお前には負けん!」
「ぐはっ!! なんだ、体内がうねるように――」
 流し込まれた気が内臓を破壊してジャックが吐血した。
「ジャーーック!」
 横からもう一人のジャックが拳に力を込めて襲い来る。
「正直あんたのことは、銀誓館最大の好敵手だと思ってるよ。だから、必ずここで倒してやるぜ!」
 割り込んだ魎夜が魔剣【滅びの業火】を振るって斬撃波を放ち、向かって来るジャックを切り裂いて押し戻した。
「ギャアアッ!! 俺の身体をよくも!」
 深手を負いながらもジャックは足を踏み出し拳を放つ。
「GAME OVERだ」
 そこへ魎夜は拳を躱しすれ違いながら斬撃を放ち、胴を両断して仕留めた。
「ごふっ、こんな馬鹿なことが……! ジャックが負けるはずがない!」
 最後の一人となった傷ついたジャックが口の血を拭って立ち上がる。
「銀誓館に負けたことを忘れたのか? 銀誓館は猟兵と手を結んでさらに強くなった。蘇ったところで勝ち目なんて最初からなかったんだよ」
「銀誓館とてたまたま負けただけだ! 今回は俺達が勝つ!!」
 マオに向かってジャックが突撃する。その拳を見切って上体を逸らして躱し、カウンターに拳を胸に打ち込んだ。
「がひゅっ――」
「お前で最後だ。CONTINUEは存在しないぜ」
 心臓が破裂し、ぐらりとジャックが崩れ落ちて動かなくなった。

 全てのジャックが消えると、周囲が元の姿に戻っていく。
「堂々と表に出てきてくれたお蔭で早々に倒せたな」
「ああ、厄介なことになる前に負われて良かったぜ」
 魎夜とマオはジャックの事を知っているだけに、厄介な事になる前に終わって良かったと安堵する。
 ジャックの脅威を芽の内に潰した猟兵達は、まだ戦争は続いていると足を止めることなく帰還した……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2023年01月13日


挿絵イラスト