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帝竜戦役㉗〜帝竜ダイウルゴスを倒せ

#アックス&ウィザーズ #戦争 #帝竜戦役 #帝竜 #ダイウルゴス #群竜大陸

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●文明侵略領域にて
 荒涼とした大地に、巨大な竜が鎮座している。その周りを、小さな竜が何体も飛び交っていた。
「賛成89、反対10、棄権1……」
 巨大な竜―――帝竜ダイウルゴスが語りはじめると、小さな竜たちはみな、そちらの方へと視線を向ける。
「我等ダイウルゴス文明は、議長『ドラゴンテイマー』と99体の竜の融合体である。
 現在議長は不在だが、棄権票として処理し、決議に変化は無い」
 小さな竜たちの大半は、分かっていたとでも言いたそうな顔をした。
「我等はここに、撤退の中止及び猟兵との交戦を選択する」
 ダイウルゴスがそう宣言すると、小さな竜たちは雄叫びをあげたのだった。

●グリモアベースにて
「みなさま、お集まりいただきまして、まことにありがとうございます。
 実は、みなさまにお願いがありまして」
 グリモアベースに集まった猟兵たちに対して、グリモア猟兵であるテレジア・ハルトマン(f11186)はそう切り出した。
「至急、アックス&ウィザーズに向かっていただきたいのです」

「ご存じの方も多いと思いますが……現在、アックス&ウィザーズでは、『帝竜戦役』がおこなわれています」
 オブリビオン・フォーミュラ「帝竜ヴァルギリオス」が、予定していた計画を前倒しにして、現時点で蘇生できた配下の「帝竜」達を引き連れ、アックス&ウィザーズを滅ぼそうとしている。
 何としても、帝竜ヴァルギリオスを滅ぼさねばならない。

「今回、みなさまに向かっていただきたいのは、帝竜ダイウルゴスのもとです」
 テレジアの話によると、あらゆる物質と融合合体する帝竜ヴァルギリオスが、猟兵たちを待ち受けているのだという。
「ダイウルゴスは、統一された知性と姿を持つ無数のドラゴンが合体した帝竜です」
 ダイウルゴスは己を一つの文明と称して、周囲のあらゆる存在を同化し、「ダイウルゴス文明」の一部に加えていく。
「ダイウルゴスは、ヴァルギリオスの死後、『再孵化』された帝竜を融合して、ヴァルギリオスよりも長く生き延び、最終的にはグリモアを手にしようと企んでいます。
 この企みにおいて邪魔となる猟兵たちを、今のうちに倒してしまおうと考えているようで……」
 無論、ダイウルゴスの企みを放置するわけにはいかない。戦うしかないだろう。

 戦いに赴く上の注意事項ですが、とテレジアは言葉を続ける。
「注意するべき点は、向こうが必ず先制攻撃をしてくるということ」
 身体能力を強化する【ダイウルゴス会議】、
 小型のダイウルゴスを召喚する【ダイウルゴス文明軍】、
 そして、ダイウルゴスの一部になりたいと望ませる【文明侵略衝撃波『フロンティア・ライン』】。
 以上3つのユーベルコードを、ダイウルゴスは持っている。
 ダイウルゴスは先手を取り、このうちのどれかひとつを使用してくるはずだ。
「このユーベルコードをいかにやりすごして反撃するか……あらかじめ作戦を練っていくことが重要かと思います」
 敵が先手を打ってくると分かっているならば、防御や回避など、対策を考えておけばいい。
 敵からの一撃さえやり過ごせれば、あとはこちらの番だ。存分に力を振るうことができる。

「どうか、ダイウルゴス倒してきてください。よろしくお願いいたします」
 テレジアはそう言うと、猟兵たちに向かって頭を下げたのだった。


藤井忍
 どうも。坂本リサと申します。
 至らぬ点もあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 この依頼は、『帝竜ダイウルゴス』を倒すことが目的となっています。
 ただし、『帝竜ダイウルゴス』は必ず先制攻撃してくるので、注意してください。
 『帝竜ダイウルゴス』の持つユーベルコードへの対策がなされていた場合、プレイングボーナスが発生し、成功や大成功の可能性が高くなります。
(帝竜ダイウルゴスが持つユーベルコードの詳細については、データ欄を参照してください)

 それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『帝竜ダイウルゴス』

POW   :    ダイウルゴス会議
自身の【体内の無数のダイウルゴスによる合議制】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD   :    ダイウルゴス文明軍
レベル×1体の、【眼球】に1と刻印された戦闘用【小型ダイウルゴス】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
WIZ   :    文明侵略衝撃波『フロンティア・ライン』
【四肢のどれか】から【見えざる文明侵略衝撃波】を放ち、【ダイウルゴスの一部になりたいと望ませる事】により対象の動きを一時的に封じる。

イラスト:棘ナツ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

緋月・透乃
今度の帝竜もまた変わった奴だねぇ。無数のドラゴンが合体しているとは。
それだけにどんな戦いができるか楽しみだね!

『不利な行動をする』と強化されるなら、不利ではなかったことにすれば強化されないのでは?
『多数の合議制』ということは相談のために動きが止まったり、戦闘への集中力が鈍って半端な行動等をして隙を見せそうだね。
そういった戦闘中にしては妙な感じの隙を見せてきたら、こっちも一旦武器を下ろして待ってみるよ。
攻撃してきたらこっちも怪力全開で戦斧を振って相殺を狙うよ。強化されてなけばできるはず!
やりすごせたら一応敵にとって不利ではないと思われる真正面から突っ込み罷迅滅追昇を当てにいくよ!



「今度の帝竜もまた変わった奴だねぇ。無数のドラゴンが合体しているとは。
 ……でも、それだけに」
 結い上げた赤い髪をサラリと揺らし、緋月・透乃(もぐもぐ好戦娘・f02760)はダイウルゴスを見上げた。
「どんな戦いができるか楽しみだね!」
 高まる戦意をこめるように、重戦斧―――【緋月】をグッと握りしめる。
 ダイウルゴスはギョロリと視線を透乃に向けた。
『ウロコが焼け付くような戦意! 早々に始末せよ!』
『この魅力的な女性を失うのは惜しいと判断』
『いや、この女、ただ者ではあるまい』
『私語は慎め。ダイウルゴスは会議にて結論を……』
 ダイウルゴスの体内から、いくつもの声が上がりはじめる。
(相談のために動きが止まったり、戦闘への集中力が鈍って半端な行動等をして、隙を見せるかなって思ってたけど)
 動きを止めダイウルゴス会議をはじめたダイウルゴスを見て、透乃は己の推測が正しかったことを確信した。
(それならば、こっちが取るべき戦術は)
 透乃はスッと【緋月】を下ろした。
『そのような大斧、振るうには細腕過ぎたようだな』
『待て、まだ会議は終わってない! お前だけで動く気か!?』
 ダイウルゴスの右腕が透乃めがけて伸びる。
 身体の大部分は動こうとしないのに、右腕だけ動くその様は、誰の目にもいびつだった。
(やっぱり)
 ダイウルゴスの鋭い爪が、透乃に向かって振り下ろされる。
 その瞬間、透乃は動いた。【緋月】を振るい、その爪をはじき返す。
 重たい一撃を受け流したことにより、腕がジンと痺れたが、戦えないほどではない。
 その隙を逃すことなく、透乃は突撃し、ショルダータックルを決める。
「くたばれ、消え去れ、あの世の果てまで飛んでいけー!」
『ぐっ……』
 ダイウルゴスがバランスを崩す。
「罷迅滅追昇!!」
 【緋月】の刃を、下から上に打ち上げる。
 柄から伝わってくる、肉を断ち、骨を斬る感触に眉を動かすこともなく、透乃は一気に振り抜いた。
 ダイウルゴスの右腕が切り飛ばされ、ゴロンと大地に転がり落ちる。
『だから言っただろう! この娘、ただ者ではないと!』
『……棄権票、増加』
 痛そうに顔をしかめるダイウルゴス。
「私はまだまだ戦えるよ! そっちはどうかな?」
 透乃はニコリと笑ってみせる。
 【緋月】の刃が、その切れ味を誇るかのように、キラリと輝いたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ケルスティン・フレデリクション
むむ。けつぎってなぁに?むずかしいこと?
…よくわかんないけど、皆を傷つけるなら、戦わなきゃ。

先制攻撃には【ひかりのまもり】を使うよ。
わたしと皆を守る、無敵の光の壁を創造するね
もちろん、先制攻撃だけじゃなくて、普通の攻撃でも、皆が傷つきそうなら【ひかりのまもり】を【全力魔法】で使うよ

氷の魔法【属性攻撃】は精霊のルルと一緒に。
おてつだいおねがいね、ルル。
きらきらした光の槍を敵に落とすよ。

攻撃が避けれないときは【激痛耐性】 

皆がを守るため、この世界の皆を守るため、いっぱいがんばらなきゃ!



『幼子と小鳥か……』
 右腕を失ったダイウルゴスは、ケルスティン・フレデリクション(始まりノオト・f23272)を見つけると目を細めた。
『若い命。融合すれば、より長く生き延びることができよう』
『議決に移る』
 動きを止め、ダイウルゴスが体内で会議をはじめる。
(むむ。ぎけつってなぁに? むずかしいこと?)
 緩やかに波打つ紫の髪をサラリと揺らし、ケルスティンは首を傾げた。
(……よくわかんない)
『では、この者を力尽くで融合することが議決された』
 【ダイウルゴス会議】が発動し、ケルスティンを捕らえようと尻尾が伸ばされる。
 しかし。
(けど、皆を傷つけるなら、戦わなきゃ)
「きらめき、まもって!」
 ケルスティンは豊富な知識を使い、素早く思考を巡らせて。
 ダイウルゴスの攻撃を受け止めるべく、無敵の【盾】を周囲に展開させた。
 硬質化されたダイウルゴスの尾と【盾】とがぶつかり合い、鈍い音を上げる。
 純粋な力比べをする展開は、ケルスティンが望むものではない。
「ルル」
「ぴぃ!」
 ケルスティンの呼び声に、ふくふくとした白い鳥の形をとる氷の精霊が、ひと声鳴いて反応する。
「おてつだいおねがいね、ルル」
「ぴ!」
 ケルスティンの光の魔力と、ルルの氷の力が絡み合い、キラキラと光り輝く氷の槍が何本も生み出され―――ダイウルゴスの尾めがけて、次々と落とされた。
『ガアアアア!』
 地に縫い付けられたダイウルゴスの尾は、凍りつき、もはや動かせる状態ではなくなった。
『あのれ……おのれ……!』
 怒りに燃えたぎるダイウルゴスの目に見つめられても、ケルスティンは毅然とした態度を崩すことはなかった。
「皆を守るため、この世界の皆を守るため、いっぱいがんばらなきゃ!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

ナイ・デス
文明を侵略してきた、竜
侵略……元はそんな竜では、なかったものも、いる、でしょうか
それなら……その竜達に、力を
猟兵だけでは、戦いは厳しいかもしれない

だから、どうか……

軍に攻撃しない
【覚悟、激痛耐性、継戦能力】耐えて、発動する

一緒に、戦ってください

『光をここに』

【範囲攻撃鎧無視】どんな相手も癒す光のように、どんな相手にも、遮る竜がいても光は届き、奇跡を
生前から世界滅ぼす類には、効かないけれど
無理やり一部とされた軍の竜
フォーミュラが召喚した死霊(オブリビオン)の類だからダイウルゴスの一部竜も

世界を、救いましょう

猟兵の、味方に
会議で混乱。その隙へ

私は【生命力吸収】する聖なる光を
皆と、一緒に

総攻撃、です



 ダイウルゴスと猟兵たちの戦いを見て、ナイ・デス(本体不明のヤドリガミ・f05727)はふと思った。
(文明を侵略してきた、竜。
 侵略……元はそんな竜では、なかったものも、いる、でしょうか)
 有益と思ったすべてを融合してきた帝竜『ダイウルゴス』。
 中には、ダイウルゴスに無理矢理融合されてしまった竜もいるのかもしれない。
(それなら……その竜達に、力を。
 猟兵だけでは、戦いは厳しいかもしれない)
『ここにも、猟兵がいるぞ』
 ダイウルゴスがナイに鋭い視線を向ける。
 しかし、ナイは無防備に両腕を広げて見せた。
 まるで―――すべてを受け入れるかのように。
(だから、どうか……)
『ダイウルゴス文明軍よ、今こそその力を発揮するとき!』
 【ダイウルゴス文明軍】が発動された。
 召喚された戦闘用の小型ダイウルゴスたちが、ナイに群がる。
 腕や脚に噛みつかれても、ナイはその痛みにじっと耐えてみせた。
「……一緒に、戦ってください」
 覚悟の光をたたえたナイの目を見て、小型ダイウルゴスたちは動きを止める。
 ナイは応じるように頷いて。
 そして。

「光をここに」

 まばゆく清らかな光を放った。
「世界を滅ぼす存在では、なかった筈。
 どうか、思い出してください」
 光を浴びた瞬間、それまでナイに食らいついていた小型ダイウルゴスたちが、何かを取り戻したかのように身震いをした。
 そして、そっと彼から離れた。
「何をすべきか、思い出しましたね?
 それならば……世界を、救いましょう?」
 ナイの言葉に応じるように、ダイウルゴス本体に向かって小型ダイウルゴスが突撃していく。
「大丈夫。私も、ともに」
 その姿を追うように、ナイも一歩、また一歩と、ダイウルゴスに歩み寄る。
 歩みを進めるごとに、ナイの体内からあふれ出す聖なる光が、その強さを増していく。
 その光に触れたものの生命力を、存在するための力を奪う、光が。
『この光はなんだ! 身体が崩れる!』
『我等ダイウルゴス文明から離脱者が出るなど、あり得ぬ……!』
 ナイの光を浴びたことによって。あるいは、反撃に転じた小型ダイウルゴスに噛みつかれ。ダイウルゴスの翼が、ボロリ、ボロリと崩れ落ちていく。
「……いいえ。これこそ、本来の彼らの、望み、です」
 ダイウルゴスの言葉を、ナイはあっさりと否定してみせたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

灘杜・ころな
荒涼とした大地が戦場なら、周囲には乾いた砂が結構ありそうやね。
それを、うちの【念動力】で前方に巻き上げるわ。
先制攻撃の衝撃波は目には見えへんそうやけど、巻き上げた砂がそれに弾かれる様は見えるはずや。
それを頼りに回避するで。

先制攻撃を凌いだら……(《降神・天照》発動、人格も変化)――妾の出番じゃな。
ダイウルゴスは、無数の人格が協議して肉体の行動を決めとるのじゃろう?
なら、先制攻撃を凌がれた後、次の行動に移るまでの時間は、他の帝竜よりも長そうじゃ。
その隙を突き、可能な限り巨大な灼熱の光球を彼奴の頭上から降臨させてやろう。

ダイウルゴス会議に議題を与えてやろう。
『妾にひれ伏すか否か』――選んでみせよ!



『損失が大きい。新たなる人材を取り入れねば』
『しかし、無闇に融合すればいいというものでもない』
『む……?』
 ダイウルゴスの視線が、灘杜・ころな(鉄壁スカートのひもろぎJK・f04167)に向けられた。
『この美しい少女はどうだろうか』
『良いだろう』
『……賛成多数により、我等ダイウルゴス文明の一員となるに相応しい人材と議決された』
 ダイウルゴスは文明侵略衝撃波『フロンティア・ライン』を放つ構えを取る。
 しかし、ころなは落ち着いた態度を崩すことはなく、念動力で砂埃を巻き上げる。
『我等に融合せよ』
 ダイウルゴスから放たれた衝撃波が、幾層にも重ねられた砂のベールを突き破った。
 しかし、砂の散り様によって、衝撃波の進む道筋が可視化されていく。
 その軌道を瞬時に計算し、ころなは舞を舞うかのような華麗さで回避してみせた。
「うちを……妾を前にして……随分と頭が高いのう!
 ひれ伏さぬか、愚物!!」
 ころなの【降神・天照】が発動する。
 彼女のまとう空気が、美しく愛らしく人を惹きつける少女のそれから、荘厳かつ苛烈で他者を平伏させる神のそれへと変化していく。
『こ、この圧倒的なエネルギーは、一体……!?』
『うろたえるな! まずは議題として』
 身の内に潜む一体一体の意見を吟味する分、ダイウルゴスの合議制は時間を必要とする。
 一方、神と一体化するに等しいころなの降神は、時間を要さない。
「……遅いのぅ」
 ころながつっと指先をダイウルゴスに向ける。
 その動きを道標とするかのように、天空に出現した太陽の如き灼熱の巨大光球が、合議のために動きを停止したダイウルゴスの頭部へと落下した。
『ギャアア!』
『頭部に重度の熱傷!』
『目が、目が開けられぬ……!?』
「お主らに、議題を与えてやろう」
 目を灼かれ混乱するダイウルゴスに、太陽を司る傲慢な女神『天照』を降ろしたころなは高らかに宣言する。
「『妾にひれ伏すか否か』―――選んでみせよ!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

塩崎・曲人
なんか見覚えがあると思ったらアレか
キマイラフューチャーでドラゴンテイマーが喚んでたアレか
あん時もひどい目に遭ったなぁ…

さて、まずは呼び出された小型連中を相手にしねぇとな
まぁ、全滅させるのはハナから諦めよう
飽くまでこっちのUC使用までの時間を稼ぐと割り切る
合体してない小粒のやつをちまちま殴りつつひたすら逃げ回ろう
なに、こっちは最悪声が届く距離に居ればいいんで、無理して近寄る必要はねぇ

で、反撃は【睨撃粒子砲】
「オラ、テメェ美味しいものは最初に食う派か?最後に残す派か?あ、統一見解で頼むぜ」
回答に時間がかかってもオレは構わねぇが――コイツ(UC)が許すかな?


ダメだったら?さっさと逃げよう



 猟兵たちの猛攻によって、もはやダイウルゴスは体内の秩序を保てなくなりはじめていた。
 身体から離脱していった小型ダイウルゴスたちが、当てもなく飛び回っている。


 その様をみて、塩崎・曲人(正義の在り処・f00257)はため息をついた。
(なんか見覚えがあると思ったらアレか。
 キマイラフューチャーでドラゴンテイマーが喚んでたアレか)
 過去に参加した戦争のことを思い出し、暗澹たる思いになる。
(あん時もひどい目に遭ったなぁ……)
 ドラゴンが同士討ちという地獄絵図が一瞬脳裏をよぎったが、曲人はツンツン頭を振ってその思考を外へと追いやった。
 今は、目の前にいる相手に集中しなくては。
 小型ダイウルゴスのうちの数体が、曲人の姿を見て何かを思い出したような顔をした。
『コイツ!』
 飛びかかってきた小型ダイウルゴスを、手にした鉄パイプで無造作に殴り飛ばす。
 殴られた小型ダイウルゴスは地面に叩きつけられ、ピクピクと痙攣する。
「喧嘩上等だコラァ!」
 小型ダイウルゴスは純粋なタイマンでは分が悪いと悟ったのか、近くを飛んでいた仲間を取り込みはじめた。
 取り込めば取り込むほど、眼球に浮かぶ数字が大きくなり、身体も大きくなっていく。
「相変わらず厄介なヤツらだな!」
 大きくなった口で食らいついてこようとするのを、曲人は鉄パイプを噛ませてガードした。
(……無理して本体に近寄る必要はねぇ)
 曲人はダイウルゴス本体までの距離を目測し、声を張り上げれば届く距離だと判断すると。
 すうっと深く息を吸い込み。
「オラ、テメェ美味しいものは最初に食う派か? 最後に残す派か?
 あ、統一見解で頼むぜ」
 ダイウルゴスを睨めつけ、力一杯叫んだ。
『む? それは勿論、最初に……』
『いや、最後に食らうからこそ後味が』
 ダイウルゴスの体内に残っていたものたちが、口々に意見を述べる。
 融合された後もその嗜好思考は様々で、意見が割れることがあるからこその、合議制。
 そのシステムを、曲人は逆手に取ったのだ。
 彼のユーベルコード、【睨撃粒子砲】は、命中した対象が真実を言えば解除、それ以外はダメージを受ける。
 猟兵と交戦するか否かを決める時でさえ意見が割れたのだ。嗜好による質問に「統一見解」など出せるわけがなく。
 曲人の視線が含有する殺意によって、ダイウルゴスは射すくめられ。
『あああ、身体が! 身体が!?』
 ダイウルゴスの巨大な身体は、内側から崩壊をはじめた。
 勿論、曲人に襲いかかろうとしていた小型ダイウルゴスも、恐れをなして逃げようとする。
「あとひと押しってところかねぇ」
 小型ダイウルゴスを鉄パイプで殴打しながら、曲人はそう呟いたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

清川・シャル
めっちゃいっぱい竜が居るんですね?
凌げばなんとかなるでしょうか。
此処で止めさせて頂きます。

全力魔法で氷の多重障壁を展開、バリアを張ります
一気に来られても何とか凌げるでしょう
私も身体能力上げたいですね、UC起動です
さて、どんな感情を食べられるのでしょうか、どんな味?
攻撃力に特化したら、ぐーちゃん零を構えて発射です
目眩し狙いと身動き鈍くする為に、氷の魔弾を込めて、念動力で確実に当てに行きます
全弾放ったらそーちゃんで呪詛を帯びたなぎ払い攻撃
激痛耐性と武器受け、カウンターで攻撃に備えます



 ダイウルゴス内部の崩壊が止まらない。
 巨大な身体の一部がボロリと崩れると、小型のダイウルゴスへと変化していく。そして、ただ闇雲に飛び回る。
 終わりの時は、近い。


(めっちゃいっぱい竜が居ますね……)
 清川・シャル(無銘・f01440)は愛用の鬼の金棒、そーちゃんを左手でグッと握りしめた。
 シャルの戦意を本能的に感じ取ったのか、小型ダイウルゴス数体が彼女めがけて飛来する。
「それでは、お相手いたしましょう」
 シャルがそう宣言すると同時に、彼女を中心に吹雪が生み出された。吹雪は氷の盾を形成し、幾重にも編まれた硬い障壁となって、小型ダイウルゴスの侵入を拒む。
 無論、小型ダイウルゴスとて引きはしない。爪を立て、牙で食らいつき、氷の障壁を破壊しようとしてくる。
 しかし。
「闇よ、私の身体の中へ」
 彼らの気持ちがシャルへ向く、その瞬間を彼女は待っていたのだ。
「───頂きます」
 シャルは【幻想喰ゐ】を発動。
 小型ダイウルゴスがシャルへと抱いている殺気や怒り、そして、ダイウルゴス本体から流れ込んでくる痛みや苦しみ。
 目に見えず、形もないはずの“それら”すべてを、シャルはザラザラと“飲み込んだ”。
 舌を痺れさせ、臓腑を灼きつくすような負の感情でさえ、彼女の前では、能力を高める秘薬でしかない。
 12連装式グレラン&30弾アサルト―――ぐーちゃん零を、右腕だけで構え、小型ダイウルゴスめがけて放つ。
 念動力で強化された氷の魔弾は、小型ダイウルゴスの眉間を寸分違わず撃ち抜いていく。
 小型ダイウルゴスたちによる包囲網が崩れれば、やるべきことはひとつだけ。
「いきますよ」
 負の感情によって強化された力をあますところなく乗せ、シャルは一気にそーちゃんを振るった。
 無論、視野すら失ったダイウルゴスに避けるすべなどなく。
『ギャアアアアアア!』
 ダイウルゴスの腹に、そーちゃんがめり込む。
 鮮やかなピンクの一撃の一撃によって、ダイウルゴスの毒々しい青紫色の腹は陥没し。
 ボロリ、ボロボロリ、ボロボロボロ……と、ダイウルゴスの崩壊速度が加速していく。
 もう小型の竜の形に変化することはなく、ただの塊となって落ちていった。
 シャルは降り注ぐそれを被らぬよう、素早く飛び退って距離を取る。
「あなたの企み、此処で止めさせて頂きます」
『バカな……ヴァルギリオスよりも、生き延びるはず、が……』
 崩壊は焼けただれた頭部にまで達し、そして。
 ダイウルゴスは完全に崩れ落ち、荒涼とした大地に散っていったのであった。


 こうして、猟兵たちの活躍により、企みを成就させることなくダイウルゴスは撃破された。
 帝竜戦役も終盤戦に突入している。
 オブリビオン・フォーミュラ「帝竜ヴァルギリオス」を倒すため、猟兵たちは次の戦場へと向かうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年05月22日


挿絵イラスト