第六猟兵とは?



 第六猟兵は、株式会社トミーウォーカーが運営する「 PBW プレイバイウェブ」と呼ばれるブラウザゲームです。メインイラストはhuke、背景イラストは友野るい、世界の謎が隠された主題歌「ユーベルコード」は、ユリイ・カノンが担当しています。



PBWとはどんなゲームか



 第六猟兵は「文章で遊ぶゲーム」や「人力RPG」とも呼ばれています。ゲームのシナリオや、登場するキャラクターのイラストは全て、ゲームに参加するひとりひとりの為に「書き下ろし」されます。たとえば↓のイラストも、たった3人のお客様の為にだけ描かれた作品です。PBWはこのように、ゲームで受ける全てのフィードバックがことごとく「手作り」という、凄まじく手間のかかったゲームなのです。



 第六猟兵は、PBWの中で「最も簡単で、最も自由なゲーム」と呼ばれています。具体的には下記の手順で遊びます。
  1. 100種類以上の種族やジョブを組み合わせて、キャラクターを作る。
  2. クリエイターに支払う報酬(★)を用意する。
  3. シナリオをひとつ選び、やりたい事を「文章」で書く。
  4. 結果が「小説」で帰ってくる!
  5. キャラの「イラスト」を描いてもらう!
  6. 旅団(コミュニティ)でロールプレイして、友達を作る。

世界設定



  1. 第六猟兵は、邪神の潜む現代地球や中世風ファンタジー世界、更には宇宙船の飛び交うSF世界から「大正時代が700年続く世界」まで、それぞれ異なる36の世界を巡る、冒険と戦いの物語です。
  2. 敵の名は「オブリビオン」。失われた過去の化身であり、様々な手段で世界を破壊しようとします。
  3. プレイヤーは、世界を救う為に選ばれた「猟兵イェーガー」です。世界を巡り、驚異の超常能力「ユーベルコード」を携え、オブリビオンに挑みます。




ふたつの特徴的なゲームシステム



 第六猟兵は、トミーウォーカーの創業15年目に始まった、六番目の作品です。しかし第六猟兵は、これまでの作品の中で「最大の革新」と評価された、ふたつのゲームシステムを搭載しています。

 ひとつめは「マスター制度の改革」
 これまでのPBWにおいて、シナリオの執筆者(マスター)と、ゲームを遊ぶプレイヤーは完全に区別されていました。マスターはゲームの裏情報を知っていたので、プレイヤー参加すると不公平だからです。しかし第六猟兵では、マスターに教える裏情報を「ゼロ」にする事で、プレイヤーとマスターを兼任可能とする事に成功しました。もちろん、シナリオを執筆すれば報酬も貰えます。プレイヤーとマスターの垣根を取り払うことで、新しいプレイスタイルが次々と登場し、個人の創作・表現の場としても大きな広がりを見せています。

 もうひとつは「ユーベルコード」
 猟兵達の持つこの能力の効果は全て、ダメージとか命中率とかではなく、例えば「戦場にガラスの迷宮を作り出す」等の「能力バトルのような文章」でのみ表現されています。マスターはユーベルコードの説明文章と猟兵のプレイング、能力値等から結果を判定し、それを小説として執筆します。文章で表現された能力を小説で表現するので、理論上はどんな行動でも実行可能です。今のところ最新のAIにも不可能な「人力RPGの真骨頂」、それがユーベルコードなのです。

 ちなみに、ユーベルコードの内容はある程度「自作可能」です。めちゃくちゃでしょ?




あなたの作品を出版します



 第六猟兵のTRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)が、Amazonで書籍として出版されています。全ての世界毎に独立したルールブックとなっており、どの本を買っても単体で遊べるようにデザインされています。

 更に驚くべきことに、プレイヤーが作成した創作物も、公式出版物としてAmazonで販売しています。印刷費の負担も、在庫の管理も必要ありません。第六猟兵は「みんなで作るゲーム」なので、商業出版の道筋さえも、皆さんに等しく開かれています。

 TRPGも遊んでみてください。そして、いずれ出版にもチャレンジしてみてね!